〔0:2※ / 2分〕壊れた電話
◆ あらすじ :
出先でバッタリ会ったご近所さん同士が世間バナシに華を咲かせる。
話題は電話のことになり――日常にひそむ、漫才みたいなやり取り。
◇ キャスト :女性2人
◇ 目安時間 :2分、約600字
【今作OK!】
・ 年齢、性別、シーン設定の変更。
・ 演者名での呼び合い
・ アドリブ(推奨エリアあります)
(シーン変更例:取引先社員との会話、離れて暮らす親子のテレビ通話 等)
◆ 使用条件は作品トップのとおり。
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【台本】
『壊れた電話』
作:あずま八重
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897965180/episodes/1177354054914859045
【配役】
A:
B:
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『壊れた電話』
作:あずま
------▽ アドリブ推奨エリア
(シーン設定を変える場合は、丸っと変えてかまいません)
(省略する場合は、話の途中、という形で笑い声から始める)
A 「こんにちは」
B 「あら、となりの。お散歩ですか?」
A 「ええ。そちらは買い物帰りね。何かいいもの有りまして?」
B 「普段どおりよー。ああ、でも、3丁目のスーパーで
A 「美味しいですもの。
B 「なるほどねー。試してみたいけど、子どもが舐めるから残ったことないものなぁ」
A 「私も小さい頃やってた」
B 「みんなが通る道なのよ、きっと」
A 「ふふっ、そうかもね」
------△ アドリブ推奨エリア
B 「それはそうと、最近どう? 何か変わったこととかなぁい?」
A 「そういえば! この間 電話を新しくしたんだけど、それがおかしいのよ。大事なハナシしてるっていうのに声が届かないときがあるみたいで、話が終わると直るの。これゼッタイ初期不良とかよね?」
B 「それ、電話のせいじゃないでしょ。〝大事なハナシ〟って言っても、だいたい、相手には長くて退屈なものだから聞こえなくなってるだけよ」
A 「そっかー。耳の故障ね」
B 「そうよー。でも、私のはきっと変えどきね。だって、通話が切れたわけでもないのに よく無音になるんだもの。会話にならなくて困るわー」
A 「それ、返す言葉が見つからないだけよ」
B 「そこも壊れてるのねー。――って、あらヤダ。もうこんな時間? じゃあまたね」
A 「ええ。それじゃあ」
〔壊れた電話/了〕
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