〔2:0※ / 2分〕タコとヒョットコ

◆ あらすじ:

昼休み、男子高校生2人が食事をしながら会話している。

「ヒョットコはタコなのか?」の問いからタコの絵を描かせてみると…。

(2008.10.20作)


◇ キャスト:男性2人

◇ 目安時間:2分(約500字)


【今作OK】

・ 年齢、性別、場面設定の変更自由

・ 演者名での呼び合い

・ アドリブは作品全体が3分に収まる程度で。

(アドリブ例:飲み物にむせる、赤点テストの裏に書かせる 等)


◆ 使用条件は作品トップのとおり。


【作者から】

・ 老人ホームを想定した高齢者コンビのアレンジが結構おもしろく、楽しく聞かせていただきました。(2020.03.15)

・ 志村けんさんの訃報を踏まえて、モノマネもできる漫才部分は削除しました。以前のバージョンをご存知の方は、アドリブで足してもかまいません。(2020.04.11)

・ pixivから引っ越しました。(2020.07.12)


======

【台本】

『タコとヒョットコ』

作:あずま八重

https://kakuyomu.jp/works/1177354054897965180/episodes/1177354054914465641


【配役】

A:

B:

======



『タコとヒョットコ』

作:あずま八重やえ



A 「なぁ、ヒョットコってあるだろ?」


B 「んぅ? んー」


A 「あれってよー……タコなのか?」


B 「ぶふッ! おまっ、なッ……うあー、俺の貴重な昼飯がぁー」


A 「あーあ、きったねぇ」


B 「誰のせいだ、誰のッ!」


A 「……で、どう思う?」


B 「とりあえず、お前の突拍子もない疑問は耳タコだな」


A 「寒い! 座布団 撤収!」


B 「それを言うなら没収……って、寒いとか言うな。こちとら分かってて言っとる」


A 「へーいへい」


B 「ヒョットコねぇ……まぁ、タコみたいなのは確かだろうよ」


A 「んっふっふ……引っ掛かったね」


B 「引っ掛け問題だったんか。それで、俺は何に引っ掛かったんだ?」


A 「あんさん、タコを見たことあらしまへんの?」


B 「エセ方言 やめい。そりゃあるけど、それが何?」


A 「じゃあ描いてみ?」


B 「このちんまいレシートにか。まず頭だろー? 目に口に、足が8本、っと」


A 「……なぁ、ホントに見たことある?」


B 「どうせ俺にゃ絵心ねぇよ」


A 「いや、そこじゃなくて。口だよ、口」


B 「それがどうした?」


A 「タコの口は足んとこだよ」


B 「…………あ!」


〔おしまい〕


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る