第5話 飛脚便を探しに地上へ

神様見習い白様と神様見習いをサポートする巫女洗は何年ぶりかに、社のゲートを潜り抜け地上へと降りてゆく、二人の格好は、同じやった巫女装束で何処かの、神社に転送された。


「洗、貴女が頼りですよ!私は、貴女の妹として振舞いますのでよろしく」


まるで、棒読みで喋る機械人形みたいだった。


「白様、解りました!以前、神社の主からお聞きしてます、そのメモどうり従えば問題ないかと」


赤いメガネをクイッと上げて、洗は自慢げに威張る、神社の本殿から人が降りてくる。


「おや?どちら様ですか、巫女装束の二人組」


丁度、箒を持って庭をは脇掃除をしに来た、神社の神主のようだ。


「申し遅れました、今日は巫女見習いの派遣で参りました八神洗と妹の八神白と申します、祭りの期間中の貸し出しとお聞きしまして、長崎からの派遣せれてきました」


地上では八神の苗字を使って、過ごしていて、初めのは、長崎県の島御子神社でお世話になった、

島御子神社は、神様見習い派遣先で融通が効く、困った事があれば名乗ってよいのだ。


「なるほど、長崎からですか大変でしたね、本殿にご案内しますので、私に着いてきてもらえますか」


神主と思われる男性は本殿に案内する。


「いや〜助かりましたよ、二人も派遣してくれるなんて明日はとんど焼きで一年の厄払いを祓う行事があって、ちょうど人手がたらなかったんですよ」


「神主さん、ここは、なに神社ですか?」


「ここは、浅草の鳥越神社ですよ」


どうやら、東京の浅草の神社、鳥越神社に来てしまったようだ。


本物の神主神様側を見極めるには、空飛ぶ社の勾玉を見せると良いらしい。


「洗!勾玉を神主殿に…」


白様は神をサポートする巫女、洗に勾玉を見せるようにと、命令する。


「神主様、この勾玉を見てもらえませんか…」


洗、は勾玉を見てもらい、神主殿に勾玉を識別みてもらうことにした。


「おお!珍しい翡翠の勾玉?!少々お待ち下さい」


神主は顔色を変えて、本殿の離れにある自宅に戻り、父親に相談しに行く。

(いや、いや、まさか!単なる口伝じゃなかったのかよ!親父)


白髪の見た目、七十をすぎる、年寄りを連れて、

二人して自宅から本殿に戻り、預かった勾玉を洗に戻し、本題に入る。


「あらためまして、私は神見習い、白と隣は私のサポート役の洗です」


畳の上で正座をし、二人は軽く挨拶をする、相手側の神主達も正座をして、挨拶をする、洗は、ちょっと申し訳なく話を進める。


「実は、我々の住む場所に物資が届かなくなり、飛脚便を探すよう、命じられまして、何かご存知ないかと思いまして」


洗は、赤いメガネの中心を右手でクイッと上げて

神主に聞く


「はぁ〜長生きはするもんだのう、何十年ぶりに生き神様を拝めるとは、申し訳ない」


「父さん、そんな失礼なこと、言うなよ、恥ずかしい」


神主の父親は以前、神様見習いに会ったことがあるような、素振りだった。


「以前も飛脚便が来なかった時にワシが対応させて頂きました」


そう言うと、神主の父親は、一枚の書類を神様に見せる。


「一般には、知られていませんが、以前、飛脚便が何者かによって襲われまして、遅れた模様です」


その、書類には、ヘビのような妖怪が描かれていて、酒や食料を食べている、大きな黒蛇の姿が描かれていた。


「これは、試練の黒蛇?!」


洗は赤いメガネをクイッと上げて反応する、この書類に載っている、黒蛇は火竜の使いの蛇と洗は

聞いていた、人間には読めない文字で、火竜の試練、黒蛇を打ちのめせと書いてあった。


「全く、火竜様はなぜこような事を、まだ時期ではないはずですが」


「どう言うことでしょうか?」


神主達は話に食いつく


「我々、神様見習いは幾つかの試練がありまして、私は火竜の巫女から神様見習いになったので、すぐには試練はないと思っていたのですが」


「どう言うことでしょうか?」


神主達は話に食いつく


「我々、神様見習いは幾つかの試練がありまして、私は火竜の巫女から神様見習いになったので、すぐには試練はないと思っていたのですが」


洗は、赤いメガネをクイッと上げて説明する

、神社は急に暗くなり、火竜の遣いの黒蛇が迎えに来た、黒蛇は何匹も来ており、数匹集まり大きな大蛇になった。


「火竜の御使い様、場所を案内してくださいここでは目立ちます」


「うむ!そうだの、次期、神候補殿、試験会場に案内しよう」

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偽りの神様 幻想花 @kaz55aqa0218

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