第22話 ちょっとした事件

大雪の中…


「ふぅ、やっぱ温泉は気持ちいいねぇ〜」


「そうだな…心が安らぐ」


現在2人っきりで温泉に入浴中でござる!前みたいにお互いに恥ずかしがってないからお互いに裸。向き合って話すこともできるよ!


「ビャッコはさ?僕に裸を見られることに恥ずかしさはある?」


「あるに決まっている…!」


「まあそうだよね?じゃあなんでこうやって僕に躊躇なく裸を見せられるの?」


「そりゃあ…何回も交尾しているから…つまりカエデに何回も裸を見せているからそれは温泉に入る時も一緒だ」


「…本当に交尾の時だけ?」


「…そういえば3ヶ月前くらいからお風呂一緒に入ってるな!」


「でしょ?だからほぼ毎日お互いの裸を見合ってるってことだよ?」


「そうだな…ふふっ、好きだ♪」


「いい顔…僕も好きだよ?」


「この私を…これからも守ってくれるか?」


「ビャッコじゃなくて…パークも一緒に守ってやるよ…」


「ふふっ!そういう言葉だけでも十分誠意が伝わってくるぞ…!」


「そうなの?よかっ」


ドガァァァン!


「!?」

「ひゃいっ!?」


怯え方、可愛い。


「な…なんだ!?」


「大丈夫、雷だよ…」


「怖い…」


「ふふっ、四神であるビャッコが雷なんかで怖がっていいのかな?」


「こ、怖いんだ…!あべしっ!?」


吹雪で吹いてきた雪がビャッちゃんのほっぺに当たった!…可愛い。


「大丈夫…?」


「ブクブク…よし。大丈夫だ」


「潜ってたけど?」


「あれは顔を温めるためだ!」


「タオルでもできるよね?」


「こっちの方が効率がいいだろ…?」


「まあ確かにね?」


納得しちゃって…いいのかな?


「…まあさ?雷なんか気にせず、ゆっくりお風呂を堪能しよっか…」


「…やっぱお風呂は気持ちいいな…心が温まる」


「ビャッコと交尾してるときが一番暖かくて気持ちいいよ」


「それとこれは違うだろう!?」


「ふふっ!わかってるよ?」


「…もっと…好きでいていいか…?」


「もちろんだとも!」


そういって半端強引に唇を少し奪う。

もちろん、彼女自身も受け入れる。


「…嬉しい…こうやってカエデに何度も愛されることが…嬉しくてたまらない…」


「ふふふ…大好きなのはいつまでも変わらないよ…」


「…これからもずっと愛してほしいな…」


「安心して…この愛は絶対に消えないから…さ、のぼせる前にお風呂、でよっか!」



着替えてから…


「…ん?どうしたんだ?あれ」


みんなが集まってる。何かあったのかな?


「みんなー、どうしたのー?」


「あ、2人とも!ここにあったジャパリまん、食べたかしら?」


「え、食べてないよね…?」


「あぁ。私たちは温泉に入っていたから何も知らないぞ」


「ってことはこの2人は犯人枠から外れるわね…」


「あ、犯人探してるの?」


「そうだよ。久しぶりにジャパリまん食べたかったからギンギツネに取らせに行ったんだけど、無くなっちゃったんだ」


「あー、一応の非常食として持ってきてあるけど…食べる?ていうかビャッコ、いいよね?あげちゃって」


「無くなるものでもないしな?」


「ありがとね」


「…さて、現状整理するわね?元々あったジャパリまんは2個。でも気づいたら一個だけになってたわ」


「いつもげぇむしてた部屋に置いてあったから私がいつも見てたよ」


「そして時間帯は2人が温泉に入っている時間帯だから2人は犯人じゃない…そしてこの場にいないのは理玖と雪乃…」


「あの2人は研究に疲れたから仮眠をとるっていって部屋に戻ってからは見てないですよ?」


「…わからないわ…!この事件、迷宮入りね!」


「いや、迷宮入りにするには早いと思うわよ?」


「え?」


「…実はもう2人、来てるのよ!」


「え?」


「あっ、カエデとビャッコー!久しぶりー!」


「久しぶり?」


「お父さん!お母さん!」


「お、オレンジとタイリクオオカミか。久しぶりだな」


「どう?もうすぐで産まれそう?」


「あと1ヶ月程度、だってよ?」


「おぉ!産まれたときは報告してよ?楽しみにしてるからさ?それより…ビャッコ、ちょっと胸…大きくなった?」


「おっ!気づいたか!カエデに揉んでもらって大きくしてもらったんだ!」


「…そこまですることだったの?」


「…」ムッ


「あっ…ダメ!それ以上言っちゃいけないよー!僕はビャッコの胸の大きさなんて全部好きだよ!今はビャッコのお願いで大きくしてるだけだから!」


「…カエデ、私は怒ってないぞ?もう慣れた…でもな?カエデ…今日も…胸、大きくしてくれないか?」


「もちろんだともー!」


「…そんなことより、2人とも。ここにあったジャパリまん、知らない?」


「あっ…」


「まさか?」


「食べちゃった…ついお腹空いてたもんで…」


「ごめんね?」


「あぁ…別にいいよ」


「まあどん兵衛は無くなるものじゃないし?」


「とりあえず事件も解決したことだし、部屋に戻らせてもらうね?」


「わかったわ。近いうちにどん兵衛持っていくわね?」



部屋に戻ってから…


「さて、カエデ…」


「わかってるよ?」


「大きくしてくれ…///」


ビャッちゃん…その気になりすぎなんだよなぁ…とは思ってるけど気づいたらビャッちゃんの服が脱げている。


「…頼んだぞ?///」


「…数ヶ月前とはずいぶんと変わったね…」


「かなり大きくなったな…んっ…///」


「毎日豆乳飲んでるし…」


「毎日揉んでもらってるしな…///」


「後でお礼頂戴ね?」


「もちろんだ♪」


お礼とはいっても耳ハムハムと尻尾弄りだけどね!


「…私の今の大きさ…他のフレンズで例えるならどれくらいだ…?」


「知らないよ…」


「…これぐらいあれば子供も普通に私の…飲めると思うか…?あっ…また蹴った…」


「ほんと…?…聞こえるー?僕が君たちの、お父さんだからね…?あ、質問の答えだけど…行けると思うよ?」


簡単にいうならば、お母さんの胸よりも少し小さいくらいに大きくなった。ちなみにこれ、オイナリサマの御加護も受けてやってるから普通よりかなり大きくなりやすくなってる。なんてことに加護を…


「それはよかった…」


「2人ともー、できたわよー!」


「あっ!ありがとねー!…食べよっか!」


「そうだな!伸びる前にだな!」



そのあとはゆっくりどん兵衛を食べて、寝た。やっぱ…愛するフレンズと過ごせる毎日って幸せ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界フレンズ生活 children story プリン制作人 @r042753

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ