第100話 「物語の力」

【100】


父の書斎にこっそり忍び込んだ少年は、背丈よりも高い本棚から、一冊だけ色の違う本に手をかけた。これを傾けると秘密の扉が開く……もちろん、現実にそんなことは起きるはずがない。けれど、その本は少年が知らない扉を開いてみせた。時に人生を変えるほどの力を持つ。それが物語だ。

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140字の世界 権俵権助(ごんだわら ごんすけ) @GONDAWARA

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