「脱毛とそれに伴う装飾品文化、現代では多くの地域ではありふれたものだが、その起源は古い、近年の考古学の発見によると、旧石器時代にてすでに誕生したと推測された。今年、紫晶大学の人類史教授ネシェレゴールと彼の考古学チームは眠りの平原史跡を再訪し、何枚もの脱毛・装飾文化を示唆する壁画を発見した、それらは同時に、現時点までの人類史上最古の芸術である。」
「速報!教皇ゴルトギウス、昨年発見された人類史上最古の壁画の聖遺物認定を発表、神学院・アサルガン研究所合同チームによって第一の使徒ネーシェの作品であることを証明されました!脱毛・装飾文化こそがアザーガン大陸多種文明の礎、神話の内容はすべて真実!?」
「……単一種国家連邦議会、先月の会見にて教皇庁の発表に抗議、『あれは単一種コミュニティーに対する差別です、我々はこのような宗教・文化圧迫を断固反対します』と議長発言。七カ国が今年の運動会に不参加を……」
「今週、アサルガンシティの単一種特区で暴動、大統領は単一種連邦からの難民受け入れの縮小を検討……」
「彼が毛飾りを贈ってくれるのは嬉しいけど、臭いがねー、さぁそんな悩みのあるあなたのために、ナプリカール芳香スプレー!臭いを消して、みんな大好きな爽や辛いエッセンスをつけましょう!(※本製品を使う前に、まず洗うこと、話はそれからです。)」
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そんな未来があるかもしれませんねえ。
外部の影響、毛深い民に剃毛プレーが流行し始めた(笑)
作者からの返信
感想ありがとうございます。
言い方w
うーんいい話で感動的だ。同時に連邦のやっていることの難しさと残酷さに気付かされる。それでもだからこそ様々な要因で生き残れたこの2人たちの運命って奴に引き寄せられる。どんな天文学的な確率で生き残られたんだろう。
たまたま連邦の観察対象になってて、たまたまこの星にジョージ達が逃げ込んで、たまたまカイトが近くに来てて、たまたまカイトた達の戦いを目撃して、たまたま襲撃計画が起こる日が証拠隠滅と重なった。その他色々な要因もあるだろうけど、これらどれかが1個でも外れてたら壊滅してただろうから、運命的だ。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
そうですね。彼らにとっては奇跡的な確率で発生した偶然だったわけです。
もし彼らが周囲に滅ぼされていたら、この星の生態系はどうなってしまっていたのか。それもまた想像して楽しんでいただければと存じます。