叙述トリックにあっと言わされる

ドッペルゲンガーに追い詰められる主人公視点で進む話の展開に、クライマックスに至るまで手に汗握る緊張感です。

しかし最後の数行のどんでん返しに、私はしばらく呆然として何回か読み返し、

「そういうことかっ!」

とすごく腑に落ちた気分にさせられました。

なるほどね、これはそういうトリックか、と。

アハ体験にも近い爽快な感覚を感じられる魅力的な短編だと思いました。

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