主人公見習いシスターフランチェスカが巻き起こす、慌ただしい日常を描いた物語。
フランチェスカは良くも悪くも自分に素直。
彼女が我が道を行く様は読んでいて痛快で楽しいです。
それでいて実は真面目というか、いい子なんですよね。
嫌味がなく、読んでいていい気持ちになれました。
読みやすいライトノベルの形を取りながら、歴史などの小ネタを随所に取り入れて為になるお話でもあります。
ドタバタラブコメや日常もののラノベが好きな方なら間違いなく楽しめる本作品。
そうでない人でも十分楽しめると思いますので、是非ご一読ください。
おすすめターゲット:小学生(高)〜20代
ジャンル:アニメ、ラノベが好きな方へ
フランシスコ=ザビエルの子孫という肩書きがいらないくらい、フランチェスカちゃんが魅力的で可愛く描かれています。
読んでいれば脳内でアニメの映像が生き生きと動き出すのではないでしょうか?
スペインの文化風味が上手く生きていて、コミカルかつ、善良なキャラクターがとても素敵です。
文章も上手く、さくさくと読み進められるのも作品の良さでしょう。
安藤くんのキャラクターがちょっと弱いかな?とも思いましたが、彼は彼でずっと良い人なのが良さですね。
ごめんなさい、全部は読み切れていないのですが、この筆力なら最後まで期待を裏切らないはずです。
作者の方の武器
とにかく読みやすい、コミカル、キャラクターが多彩でアニメチック。
長い文章苦手…アニメは好きなんだけど!
っていう人にはうってつけです。
女性主人公で、「よくある」可愛いだけの女の子になっていない。というのが一番素晴らしいと思いました。
それでいて嫌味のないキャラクターが作れているというのは大変な武器です。
とてもワクワクできました、ありがとうございます。