応援コメント

第27章 懸念と思惑」への応援コメント

  • こんにちは。

    ヴィーさんは、感情を持ち込まないで、政治判断ができるのですね。
    それをまわりは、なかなか理解できない……。

    ヴィーさんが聡明なのは、師の教えのおかげもあるでしょうね。
    ビシバシ鍛えてくれたのでしょう。

    作者からの返信

    こんばんは。

    ヴィーは誕生時から、その血統ゆえ苦労することが分かりきっていたので、両親も師も気合を入れて彼を教育しました。

    ただ、教えた方の想定を超えるレベルで教育が行き届いてしまい、彼の割り切りは他者の目には人間味が無いように映ってしまうのでした。

    彼のこの側面については、この先また別の視点から触れられることになります。

  • ヴィーの割り切りの良さのくだり、本人はそうはいっても傷つかないことはなかっただろうし、今でも想いを残しているところもあるだろうし、と思ったらあまりの深さにうっ……ってなりました。

    彼の周りにも彼を支えてくれる人たちがいて、ディルもきっとそんな存在になっていってくれるといいなあ、と思いました。

    王妃様もたおやかな印象ですが、複雑でしたたかで、味方とは言い難いながらもとても魅力的ですね。

    ゆるりと続きを楽しみにお待ちしております〜!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    ヴィーの割り切りは仰る通り、本人は自覚していなくても傷を伴うものであるので、そこに思いを馳せていただけたことがとても嬉しいです。

    王妃も頼りない夫や奔放な父の間で国を支えるという、並の人間には到底務まらない役目をこなしているだけに、決して一筋縄ではいかない……というところでしょうか。
    味方と言い切ることはできないものの、同じ苦労人同士、ヴィーもどことなくシンパシーを感じている相手です。

    次もゆっくりになる可能性大ですが、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

  • >先代フレーズ卿急死からの一連の騒動は、〜リンデンから逸らすために仕組まれたのではないか、と。
     グネモン卿の目的のためには手段を選ばないやり方は徹底していて、凄まじいものがありますね。でも23章を読み返してみると、やり方を問わないのはヴィーやカーリン妃も似たようなものなのだろうなと。グネモン卿もある意味エフェドラからカンファーを守ることを考えているのでしょうから、リリー嫌いが治まってちょっとくらい協力していけるようになればいいなと思います。大切な娘のパールレインさまも困ってらっしゃいますし。リリーを見直させられるかはヴィーの手にかかってる、かな?ヴィーがんばれ(笑)

    リエール卿に呼び出されたディルはどんな話をされるのか。師匠、悪い人でも怖い人でもないとは思うけど、甘い人でもないと思うのでドキドキしちゃいますね……。

    作者からの返信

    グネモン卿もカーリン妃もヴィーも、結果が全てという世界に生きているので手段を選ぶことは二の次になる……という背景はありますね。
    ただカーリン妃とヴィーは立場的な制約がある中でどう目的達成するかと考えるのに対し、爺さんは最初からやりたいようにやる、という違いはあるかもしれません。
    ヴィーは果たして、グネモン卿を振り向かせる(?)ことができるのか!? ……なんて、なぜ私の攻略相手は爺さんなのかと彼に文句を言われそうです。

    師匠はいったい何を考えてディルを呼び出したのか、こちらも楽しみにお待ちいただければと思います。

    今回もありがとうございます!

  • ヴィーと王妃様の会話劇。国同士の思惑やグネモン卿の考えも、こちらの章でより明確になってきましたね。

    『ヴィーの相貌の上を陽光と陰影が順になぞっていく』、この辺りの描写が素晴らしいです……!

    頭を使う会話劇、その間に挟まる、髪を切ってもらうディルの様子に癒されました。

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    『相貌の上を~』の部分は特に力を入れて書いた部分でしたので、そのように仰っていただけて嬉しいです。

    あのふたりの会話劇ばかりだとちょっと息苦しいかと思い、ディルのシーンで一息ついていただければ……と、あのような形で入れてみました。