二人目【世界を揺るがす者】

1.制作要項

1-1.使用ルールブック

 基本1、基本2、上級

1-2.使用セッション

 なし(一身上の都合により、参加を辞退)


2.人物

2-1.名前

 座原ざばら 鉄心てっしん

 コードネーム「世界を揺るがす者ストライカー


2-2.シンドローム及び戦闘スタイル

 ブラックドッグのピュア。ハードワイヤードによってダーマルプレートをガン盛りした肉壁型白兵ビルド。たっぷりのHPに任せたカバーリングに加え、雷鳴の申し子による人間爆弾戦法も可能な、タンクも火力役もできる仕様になっている。


2-3.人物像

2-3-1.性格、素行等

 スキンヘッドに巨漢という厳つい見た目のUGNエージェント。規律や規則などを重んじる、生真面目でカタブツな性格。しかしながら他人を思いやる優しさと、他人に対する敬意を忘れない謙虚さを合わせ持っている。「献身犠牲」を信条としており、オーヴァードの生活の保護を目的としたUGNの仕事に対しては非常に熱心。同時に仕事に対して誇りをもって仕事に励んでいる。


2-3-2.得意とする戦術

 ブラックドッグ能力によって強化された肉体で味方を庇いつつ、敵対対象を正面から拳でねじ伏せていくタフガイな戦法を基本戦術としている。

 勇ましく敵に立ち向かい、拳を振るうその姿から「世界を揺るがす者ストライカー」というコードネームを与えられているが、一部ではその巨漢も相まって「ゴリラ」と揶揄されている。

 彼を含めたオーヴァードは、基本的に瀕死の状態からでも回復して活動可能になるリザレクトが使用できる。しかし鉄心は、このリザレクトを自分以外のオーヴァードが使用することを良しと思っておらず、自分の身を挺して他のエージェントを庇う傾向がある。本人曰く「リザレクトは死と同義。何度も経験していいものではない。」と話す。この思考には、後述する「実験」に関係があると思われる。


2-3-3.経歴

 物心がつく以前に親を亡くしており、キリスト教教会が運営する児童保護施設にて育てられる。施設の管理人をしていた牧師から「自身に力があるのなら、それは自身の為ではなく、他人の為に使いなさい」という献身犠牲の精神を幼少期から説かれており、それが現在の性格の根幹を成している。

 オーヴァードとしての能力が発現し、UGNの存在、そしてオーヴァード達が自身の存在を隠匿しながら生活しているという現状を知った彼は、「自分の力は彼らの為に使うべきなのだ」と発起。以来UGNのエージェントとして献身的というに相応しい仕事ぶりを見せる。

 その献身性からか、シンドロームの実験計画にも多数参加。自分自身を検体として提供していた。しかし、自身が最後に参加した「リザレクトの連続使用によるオーヴァード体への影響」についての実験にて、1時間に20回以上のリザレクトを経験。その過程で、彼の皮膚は青白く変質してしまった。この実験を知った上層部は「人道的に問題がある」として、この実験を行った研究チームを解散。計画は白紙となった。幸い鉄心の体は皮膚の変質以外は生命にかかわる異常は見られなかったものの、リザレクト能力そのものに嫌悪感を示すようになる。


2-3-4.「リザレクト実験」関わる本人への聴取記録(抜粋)

 「私はあの実験で何度も死に、何度も蘇った。自身の力が他の能力者の為になるのならと、様々な実験に参加してきたが、あの実験は苦痛…いや…あまりこの様な表現は使いたくはなかったが…地獄だった…。」

 「そして、実験の最中、私は気が付いてしまった。『オーヴァードはリザレクトによって死なないのではない。“生に縛られている”のだ』と…。以来、私は“生きている”事が“良い”事だと思う事が出来なくなってしまったのだ。能力者にとっての“生”が一種の呪いであると…考えるようになってしまった……。」

 「だからこそ、同じ能力者である同胞が傷付く事が怖いのだ…『もし、自分と同じ思考を抱いてしまったら』と…だから、私は守る。勿論、すべての能力者が私と同じ思考に至るとは思わない。だとしても、私と同じ思いを他の者にさせたくはない。あの苦痛を背負うのは、私一人で十分なのだ。」


3.執筆者の思い

 カンの良い方は、もしかしたらお気づきかもしれません。このキャラクターには一人目以上に明確な元ネタがあります。そう、Destinyシリーズに登場するキャラクター「ザヴァラ司令官」です。自分自身、Destinyのプレイ経験は2のみですが、ぶっちゃけ言わせていただきます…あのゲームに登場する能力、DX3rdのシンドロームに当てはめるのが非常に楽なんですww

 当キャラクターはエフェクト等のビルドとしては出来上がっていたのですが、使用する予定だったセッションは自分が当時置かれていた環境と心理状況を鑑みた結果、参加を辞退してしまいました。この場を借りて当該セッションの関係者の方々には、改めて謝罪させていただきます。こちら側の一方的な都合で参加を辞退してしまい、大変申し訳ございませんでした。

 重ねてこちらの勝手な思いではありますが、せっかく作ったキャラクター、日の目を見せてやりたいと思い、ここに設定等を記した次第です。

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自キャラの設定を垂れ流す(DX3rd編) 樟人 @Kusto

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