ラストオブアス(ゲーム)

ラストオブアス(PS3)


2013年に発売された、ノーティドッグ社が開発したサバイバルホラーアクション。


あらすじ


ある日突然謎の寄生菌によるパンデミックが発生し、世界は荒廃していった。

パンデミック発生から20年。辛うじて生存している人類は各々コロニーを作り暮らしていた。

ブラックマーケットの取引を生業にする主人公ジョエルは、武器取引を巡るトラブルに巻き込まれた事をきっかけに、

反乱軍のリーダーマーリーンに運び屋の仕事を頼まれる。

その荷はエリーという14歳の少女。彼女は世界を握る鍵だという。

しかし、受取先の反乱軍は全滅しており、ジョエルとエリーは荒廃したアメリカを旅することになる。

孤独な二人の過酷な旅路がはじまる。



――――


プレイする前はバイオハザードと同じなんじゃねえかなとか思ってました。


いや、


いやいやいや。


全然そんなことなかった。全く別物。


どちらかと言えば、ロードムービー。既に荒廃し、草木や野生動物がかつて都市だった場所を容赦なく侵食している様は退廃的で美しい。

その中を生き延びるために旅する二人。道中も他愛のないやり取りがあったり、

パンデミック後に生まれたエリーが朽ちた映画館の看板を見て「映画ってどんなもの?」と興味津々に聞くのが非常に作り込まれている。

至る所に生存者が残した痕跡も見つかり、愛する人に向けた遺言や、兵士の手記、

家族を手に掛けた男の懺悔など、この世界がどれだけ過酷かを物語っている。

とあるキャラクターが、感染者と呼ばれるクリーチャーより、人間の方が怖いと言う場面がある。

そう。この作品は生存者でさえ敵になりうるのだ。

クリーチャーは本能で動き、動きも予測しやすいが、人は人を騙し、陥れ、どんな残酷な仕打ちも出来てしまう。

これが怖かった。

主人公のジョエルは決して正義のヒーローでは無く、容赦なく人間も殺すし、自分のエゴで行動する場面もある。

ストーリーは本当に人の善悪とは?を問われるようなストーリー。いや、善悪などないのかもしれない。

ラストはエゴも善悪もごちゃ混ぜになったような何とも言えない気持ちになりました。少なくとも三日引きずった。


これホントにストーリーが秀逸なのでグロ耐性ある方は是非プレイしてみてください。


あと近々、続編が発売されますので!

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私を作ったいろいろなモノたち 片栗粉 @gomashio

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