シルバー事件(ゲーム)
この世界観はハマる人はドハマりします。私です。
1999年に発売された、PSソフトです。ジャンルはアドベンチャーなのかな?
かなり斬新な演出で、画面内に複数のウィンドウが表示され、場面ごとに表示位置や大きさを変えるフィルムウィンドウと呼ばれる手法です。
ストーリーは巨大な架空都市に蠢く陰謀を解き明かしてゆくミステリーで、ぶっちゃけテキストゲームみたいな感じです。ゲームが苦手でも全然大丈夫。
物語は二つの視点で、主人公が分かれていて、両方の物語をプレイして事件の全貌が初めてわかるというものです。これすごい。
Transmitter編
市場経済主導型社会主義国家「カントウ」の中心部である新興都市「24区」の警察署、24署の凶悪犯罪課が舞台。
24区で伝説となっている事件「シルバー事件」の犯人、ウエハラカムイが収容中の病院から脱走した。カムイ捕獲に向け出動した公安特殊部隊の一員である主人公はカムイ捕獲に失敗し、負傷する。その後、凶悪犯罪課に配属され、その面々と共に奇妙で不条理な数々の事件と遭遇する。
Placebo編
24区に住むフリーライター、モリシマトキオが主人公。郊外のマンションでペットの亀と共に自堕落な生活を送っていたが、ある日かつての職場の上司から伝説の犯罪者ウエハラカムイについて調査するよう依頼される。同時期にカムイが収容中の病院から脱走。公安特殊部隊の隊員数人を殺害、市街地に潜伏する。
その後トキオは深夜、閉店後のショッピングセンターでウエハラカムイと邂逅。以来、彼は自分の中で誰かが囁くような声を聴くようになる。
これね、ほんっと雰囲気が最高で、デビット・フィンチャーの【セブン】や【羊たちの沈黙】が好きな人は物凄くハマれるはずですよ多分。
Transmitter編の凶悪犯罪課のメンバーのキャラ立ちが素晴らしくてストーリー作りの参考にしたいくらいです。中でもクサビテツゴロウという刑事がいるんですが超ベテランで百戦錬磨の刑事なのにたまに子供みたいにキレるし競馬で5万スッて部下に借りようとするしだけども滅茶苦茶強いし刑事としては一流という清濁併せ吞む最高なおっさんなんですよ。しかも面倒見もいいという古き良き刑事を体現している存在。あー!!!!好き!!!!
ストーリーはかなり難解で一度やったくらいじゃ全然隅々まで理解できない独特な世界観です。硬質で淡々としているけどたまに覗かせるユーモアがたまらない。
操作もテキスト読むのと簡単な移動だけなのでゲームが苦手な方でも絶対できます。ホントぜひやってほしいこれ。
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