出っぱなし様
今回のお話は大好きな信長の人生が根幹にありながら、色々な解釈や魔力、思惑が絡み合った展開で、とても面白く読みごたえがありました。
覇王になるためには、ジークはまだまだ一杯学ばなければなりませんよね。
ザイオンの民のロチルドたちが植え付けようとしている闇の種をも凌駕するような強さを、身に付けられるといいなと思ってしまいました。
白面金毛九尾の狐のぶりっ子ぶりも面白く、出っぱなしさんのキャラはみんな本当に個性的で面白いなと、改めて思いました。でもなんとなく、みんな憎めないんですよね(笑)
作者からの返信
いつもありがとうございます。
この章はかなり異色で、パラレルワールドの信長の晩年がメインの舞台になっています。
戦国覇王信長とこの世界の覇王になるかもしれないジーク、この邂逅と別れがこの物語の大きな分岐点になったかと思います。
それがザイオンの民たちのいう闇の種、なんですけど、休載後に書こうと思っている第6章の話になります。
……いつ書けるのか?
白面金毛九尾の狐、今回限りのゲストキャラです。
超有名な大妖怪ですね。
色々な作品に登場してきます。
やっぱり九尾の狐は、ぶりっ子キャラが一番似合うかな、と(笑)
次の番外編も含めまして、第三章まで読ませて頂きました。
段々と最新話に追い付くのが惜しいやら、楽しみやらと言ったところです。
ところで、ジーク編第三章のラストで少しだけ引っ掛かったのが、この感じだとカズサを連れて脱出できるんじゃと、ふと思いました。
ジーク、カーミラ、カズサの格を落とさない程度で理由付けした方が良いかもと、普段は誤字以外には口を出さない主義なのですが、つい書いてみました。
作者からの返信
なるほど、そこに引っかかりましたか。
確かに、ジークならカズサを連れて簡単に脱出は出来ました。
ただ、当のカズサは包囲網を完璧に嵌められたことが分かり、敗北を認めて自ら死を選びました。
もし、あと十歳若い頃、史実の第一次・第二次信長包囲網の歳だったら、これぐらいの逆境なんて気にせず脱出して報復戦を始めたかもしれません。
しかし、9話で長男に家督を譲ったことで、張り詰めていた気が抜けてしまったということもありました。
真の修羅王のままだったならば、新天地へと旅立つのに残していく者のことなど考えなかったことでしょう。
そして、敗北を認めた時、生涯で唯一心を開いたジークに最期を看取られたかったということです。
ジークもそんなカズサの想いを察してしまって、どうすることも出来ない自分を憎んで、カズサとの今生の別れを哀しむことしか出来ませんでした。
ジークは超人的な戦闘能力の持ち主ですが、まだ15歳の思春期の少年です。
その上『神の子』として幼少期から特別扱いをされ、ほぼ孤独に過ごしてきました。
精神的には未発達の子供のままなのです。
その理由が、2章から続くその場の勢いでの行動の数々でもあります。
この章のラストでは、自分の気持を犠牲にしてカズサの最期の想いを選択しました。
本来なら、そんなジークをサポートするのがカーミラの役目なのでしょうが、ギリギリ間に合いませんでした。
到着したのは、カズサがちょうど腹を切った時です。
カズサにジークのことを頼まれて頷くだけしか出来ませんでした。
そして、タマモとの会話で『ザイオンの民』が裏で包囲網を作り上げたことには気付きましたが、真の狙い、『闇の種』をジークの心に植えつけることにまでは思い至っていません。
そのことに思い至っていれば、ジークに嫌われてでも腹を切った直後のカズサを回復魔法で助けたことでしょう。
ちなみに、カーミラは魔王ですが、アルセーヌ編1章で少し触れてまして魔族という種族は策略は苦手です。
ほとんどの魔族は感情の赴くままに行動して、基本的に考えは浅はかです。
カーミラは比較的、人族のように考えることは出来ますが、策略を得意とする人族には及びません。
理由としては、このようなところです。
ご指摘頂きありがとうございます。
確かに、ジークとカーミラがいれば余裕で脱出出来るだろってツッコまれますね。笑
4章の編集が終わったら、理由付けもうまく組み込んでみます。
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謎多き本能寺の変の裏側、しかと見届けました! 日本だけでなく、世界全体を巻き込んだ陰謀が蠢いていたとは驚きです。これもまた神の掌で転がされている一幕なのか、不思議と胸が熱くなります。
タマモという響きが佐藤珠◯と被ってしまったことは内緒です☆
作者からの返信
異世界版本能寺の変、その真相を見届けていただきありがとうございました。
現実の歴史では世界中を巻き込んではいないでしょうが、様々な陰謀があったのでは、とロマンが掻き立てられます。
神の掌……まあ、そのうちにあるかも?
さとう◯緒、似た者同士です(笑)