しんと静まる森のしっとりと冷たい空気を感じました。霧の中の魔物のような輪郭の見えない恐怖が心地よかったです。少しずつ話がつながり、森の小屋から世界が広がっていくようで面白いと思いました。
上橋菜穂子先生、米澤穂信先生、森見登美彦先生からの影響が強いです。完結作品でも、適宜手を加えています。
読めば読むほど謎が深まり、謎が解け、考えさせられる物語です。中々謎は解けませんが、推理力が鍛えられるだけではなく、当たり前のようなことに疑問を持たせてくれる。本来このような作品がなくとも、知をも…続きを読む
ホラーというだけで、避ける人もいるかもしれません────ですが!この作品は怖くないと私は思います。むしろミステリっぽく感じた私がいます。なにより、一話一話が短いので読みやすいです。そして、作者の…続きを読む
森の奥深くに建てられた一件の小屋。本作はそこで暮らす一人の男と、そこへ迷い込んでしまった客人との交流を描く短編ホラー。どんな客が来ても動じずに淡々と紅茶を淹れる主人と、いかにもわけありな来客との…続きを読む
様々な客が来る屋敷は独特な雰囲気があります。そして、文やキャラクター達にとても品を感じる素敵な物語でもあり、ホラーでもある小説です。短い文ではありますが、読みやすくストレス無く物語へ入り込めます…続きを読む
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