その足で、彼方へと歩いておくれ。飴に溶かした夜の松は、この道の先で私を待っていた。細くしすぎた足の、とても少年だった足の構造が、一室の中には収まらなくて。いまもこうして夢のような風に流され、あの子が行きたい場所へ行く。クルミを割った機械で押せば、簡単にヒビが入ったあの少年。あの少年は、いまは私の部屋にいる。

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洞・2018 フラワー @garo5

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