これを無料で読めるなんて!

まだ連載四話なのにレビューを書く非常識をお許し願いたい。
しかし、誰かに書かれる前に書きたい!という衝動を抑えられなかった。

第三話を読んでいて気が付いたのは、
『普通に文庫本を読んでる感覚になってる!』
ことである。
甘露さんの文章力、表現力はすでに周知のことと思うが、
この作品は自由奔放な主人公に引っ張られるように、
何の制約もなく、思いっきり作者自身を曝け出して書かれている潔さを感じる。
それが、この作品の快活感をさらに引き上げ、見事な疾走感を感じさせる。
ゆえに最高にイカシて、最低にビッチな主人公が生き生きと描かれ、文字の上をスピードスケートのように私たちを乗せていく。最高の読後感!
そのうえ彼女の言動は、ついでに私達のストレスも解消してくれる。

この作品、無料のうちに読むことを強くお勧めする!