第2話
「いくぜこら!」
陸斗は紅い剣を前に持ちベヒモスの後ろの左の足下に回り込んで、ベヒモスのアキレス腱を紅い剣で三回斬った。
そして、ベヒモスは大きな咆哮と共に後ろの左足のバランスが崩れて動けなくなった。
「ベヒモスは重たいから後ろの足さえ使えなくすればこっちの勝ちだ!」
陸斗はそのまま紅い剣を後ろに構えて蒼い剣を前に構えた。
ベヒモスは陸斗の方向を向いて角から雷を発生させようとした。
「いくぞデカブツ!」
陸斗はベヒモスが角に雷を発生しようと集中しているので、角を斬るために紅い剣から紅い炎を出して蒼い剣から蒼い炎を出してベヒモスの角に二つの炎を二つの剣を振って飛ばした。
そして、二つの炎がベヒモスの角に当たりベヒモスの角を切断と共に二つの炎はベヒモスの身体を燃やし始めた。
「相変わらず綺麗だなー」
ベヒモスが炎に包まれて咆哮を上げているのを見た陸斗は近くにあった座れそうな瓦礫に座ってベヒモスが燃え尽きるのを待っていた。
「早く燃えてくんねぇかなー」
ベヒモスが大きすぎて中々燃え尽きないので、陸斗は飽きてきてしまった。
ーーー30分後ーーー
「やっと燃えたよ」
やっとベヒモスは燃え尽きて陸斗は次に自分の家に向かうために歩き始めた。
すると、目の前でモンスターと戦闘をしている女性がいた。
見てる限り三人いるが一人は怪我をして動けなくなりもう一人は怪我人を見ていて、あと一人がモンスターと戦闘している。
「あの人たち…ゴブリン相手になにしてんの……」
目の前にいる女性三人とゴブリン六匹を見て陸斗は「ゴブリンごときさっさと斬れよ」とボソッと言って歩き始めた。
そして、陸斗が歩いていると戦闘をしているゴブリンの後ろにいたゴブリンが陸斗に気づいて陸斗の方向にサビだらけの剣を向けて五匹のゴブリンと共に突撃してきた。
「そこの君危ない!」
たったいまゴブリンと戦闘をしていた女性は陸斗に大きな声で言うと、陸斗は紅い剣を出してゴブリンの方向に剣を向けた。
「力量の差もわからないとは、やっぱりゴブリンだな」
そう言って陸斗はゴブリンの身体を一匹に四十回ずつ斬ってゴブリンにやられて怪我をしている人のところに少し早歩きで向かった。
「あのモンスターを一瞬で…」
怪我をしている女性以外の二人は陸斗を見て何者なのかと思いながら陸斗を見ていた。
そして、陸斗は紅い剣をしまい怪我人の前に座って怪我人の身体に手を向けると白い魔法陣が陸斗の手から浮かび上がった。
「
すると、怪我をしていた女性の外傷は綺麗になくなっていった。
陸斗は怪我を治し終わったので立ち上がりまた歩き始めた。
「あ…あの、ありがとうございます!」
「気にしなくていい、もうゴブリンなんかと戦うなよー」
そう言って陸斗はいちいちモンスターに発見されるのがだるくなってきたので一度立ち止まった。
「
そして、陸斗の身体が外から見えなくなり陸斗はまたのんびりと歩き始めた。
俺、異世界から戻って来たよね? 灯火 @tomoshibe125
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