第2話
続かないといいながら続いた。
??「mk-2さん、mk-2さん!」
気がつくとmk-2は、難破船の漂流者のようにどこかの海岸で倒れていた。
そこにはヴァレーもアイ○リアもおらず、takeがいた。
mk-2「あれ?takeさんないですか。さっきヴァレーさんと一緒にアイ○リアに吹っ飛ばされたんですけど…」
take「アイ○リアって聖闘士星矢に出てくるアレですか?」
mk-2「細かい説明は省略しますが、ここはヴァレーさんの頭の中のゲームの世界だそうです。僕たちはゲームの世界に吹っ飛ばされたみたいなんです!」
take「ゲームの世界って…でも私達は交流会に来たはずなので、なぜか突然こんなところにいるなんて、正気の沙汰とは思えない」
mk-2「微妙なネタブッこんできますね」
ピロン
突然mk-2さんのスマホの通知が来た。
mk-2「あれ?これは…ヴァレーさんからです!」
take「よくライトニングボルト食らってスマホ壊れませんでしたね。てかゲームの世界なのにスマホ通じるんですか?」
mk-2「ベジ○タだって、かめはめ波とか元気玉食らっても宇宙船呼び寄せるリモコン壊れなかったし…内容読みますよ?」
ヴァレー
「mk-2さん、なぜか知りませんが私だけゲームの世界から出られました。それで今普通に交流会やってます。あのとき集合場所にいた人たちはゲームの世界に吹き飛ばされたみたいで、遅刻組はこちらにいます。なのでtakeさんとらおらさんはそっちにいるかもしれません」
mk-2
「いまtakeさんと一緒にいます!らおらさんもいるんですか?この世界のどこかにいるんでしょうか?ってかこんなときに普通に交流会やってるんですか?助けてくださいよ!」
ヴァレー
「それがですね、どうもmk-2さんたちはこのゲームの世界の中にいるみたいなんですよ。今mk-2さんのノートパソコン見てるんですが、その中にmk-2さんたちがいます。今ゲームの画面には、海岸にmk-2さんとtakeさんが一緒にいるのですが、そっちは今そんな感じですか?」
mk-2
「ええ?あ、はい、そうです!そのとおりです!…じゃあ僕たちは今、僕のノートパソコンのゲームの中にいるんですか?」
ヴァレー
「そのようです」
mk-2
「マジですか…えっと、それで肝心なことなんですが、ゲームの世界から出るにはどうすればいいんですか?」
ヴァレー
「それはわからんのですが、どうもこれはRPGの世界のようなので、順路に従って進めばそのうち出られるんじゃないでしょうか?まあmk-2さんの作ったゲームだからmk-2さんクリアのしかた知ってるんじゃないですか?」
mk-2「いえ知りませんよ…僕は確かにゲーム作ってましたけど、全然進んでないし、そんな内容じゃないですよ?」
ヴァレー
「じゃあなんだかわからないゲームがいきなりmk-2さんのパソコンにインストールされていて、mk-2さんたちはこのゲームの世界の中に飛ばされたと」
mk-2
「ってことになりますかね…」
ヴァレー
「じゃあこのゲームを普通にクリアすれば出られるんじゃないですか?順路はたぶん…西側です。mk-2さん、体力が大丈夫だったらそこから西側、つまり沖から見た海岸線の左側へ進んでください」
mk-2
「西側ってこっちですか?」
mk-2とtakeが歩いて進むと、ヴァレーの見ている画面ではそのとおりに二人が動いていく。
ヴァレー
「そうです!そっち、そのままどんどん進んでください」
しばらく海岸沿いを進んでいくと、海岸線が途切れ、内陸の方に入っていった。
そこには町があって、お祭りのような雰囲気になっていた。
mk-2「なんかゲームでよく見るような雰囲気の街ですね」
take「そうですね…ん?あれ、らおらさんじゃないですか?」
屋台が出ている向こう側から、らおららしき人物がこちらへ向かってきていた。
らおら「あ!mk-2さんとtakeさんじゃないですか!よかった、突然知らないところにいまして、どうなったのかと」
take「かくかくしかじか」
らおら「なるほど!そういうことだったんですね!」
mk-2「らおらさん適応力ありますね…とにかくそういうことなんですよ」
女の子たち「おにいさーん!まってー!」
らおら「あ、やばい…ちょっとみんな、向こうへ隠れましょう」
3人はしばらく隠れていた。
take「あの子達はなんですか?知り合い?」
らおら「いえ、全然知らない子たちなんですけど…なぜか付きまとわれまして」
take「まあらおらさんモテそうだしね」
mk-2「でもここってヴァレーさんの頭の中の世界なんでしょ?もしかしてヴァレーさんの好きなゲームのキャラクターとかじゃな
いんですか?」
mk-2「あー、確かヴァレーさんは昔ゲーセンの脱マーにハマってたらしいんで、そのキャラクターじゃないんですか?」
take「脱マーって?」
mk-2「脱衣麻雀です」
take「あーはいはい。先へ進みますよ」
さらに西へ進むと、あやしい占い師が営業していた。
占い師「お客さん、占っていかんかね?」
らおら「占いしてる場合じゃないですね」
mk-2「でもゲームの世界で占い師のいうことって絶対当たりますよね?これは占ってもらったほうがいいのでは?」
占い師「決まりですね。では占ってしんぜよう…むむ!」
らおら(なんやこいつ…)
占い師「出ましたぞ!西じゃ!西へ向かえと出ておる!そしてこの先を知りたければ私と勝負してもらいましょうか!」
mk-2「勝負って…」
らおら(なんやこのジャ○プみたいな展開…)
take「勝負して勝ったら何を教えてくれるんですか?」
占い師「この世界から出る方法を教えてあげましょう」
mk-2「マジですか?じゃあ勝負するしかありませんね」
占い師「では始めますよ!」
そういうと占い師は突然力み出し、全身に力を集中し始めた。
次の瞬間、占い師の全身の服が破け、中から筋肉ムキムキの男が現れた。
ブ○リー「俺ェ!と↑ォ↓ク↑イ↓ズ・ミ↑リオ↑ネ↓アァッ!…で↑勝↓負しろ…トォーー!!」
take「ブ、ブ○リー!?」
mk-2「いや…あれはドラゴンボールのブ○リーではなくて、ブ○リーMADのブ○リーですね」
らおら「ネタ的にギリギリ…いやアウトな気がします」
take「展開が意味不明でついていけない」
ブ○リー「第1問ンーーーーッ!ヴァレェェー!!ガァ!初めてェ!?や↑っ↓た↑エ↑ロ↓ゲー↑の↓たァ↑いト↓ルゥは↓ァ…なん↓だ↑ァーー!?」
1.RISE
2.まじかる☆アンティーク
3.マシンメイデン
4.メイズ
take「いまなんていったんですか?」
mk-2「ヴァレーさんが初めてやったエロゲーのタイトルはなんですか」
らおら「知るわけないでしょ…」
ブ○リー「必要ならァ!ライフラインがァ!使えるゥ!」
フィフティ・フィフティ
テレフォン
take「テレフォンって誰につながるんですか?」
ブ○リー「ヴァレェーー!にィつながるゥ!」
take「なんだじゃあヴァレーさんに電話して直接聞けばいいじゃないですか」
mk-2「じゃあテレフォンで」
トゥルルル…トゥルルル…
ヴァレー「はいもしもしドッピオです」
take「ぶはっ!」
mk-2「ヴァレーさん時間がないので今からする質問に率直に答えてください。いいですね?」
ヴァレー「あ、ハイ…」
mk-2「ヴァレーさんが初めてやったエロゲーのタイトルを教えて下さい!30秒以内に」
ヴァレー「RISEっていうゲームです!主人公は大学生なのですが大学の担当の教授がロボット工学の権威で教授から美少女ロボットを預かるんですよ。その子がななこっていう可愛い子でですねそのアンドロイドと愛を育むわけですよ。ほかにも幼馴染の女の子やバイト先の常連さんが美少女だったりサークルの後輩の美少女と仲良くなれたりとよりどりみどりでですね…」
mk-2「もういいです!時間ないんで!切りますよ!」
プツッ
mk-2「1で」
ブ○リー「ファ↑イ↓ナル↑ア↓ン↑サー!?」
らおら「ファイナルアンサー!(一度言ってみたかった)」
ブ○リー「せいぃーーーーカイィーーー!」
take「やりましたね」
mk-2「ヴァレーさんめんどくさい…」
らおら「ちょw」
ブ○リー「第ぃ2問ンンーーー!!ヴァレーのォ!ストⅡノぉ!持ちキャラはァ…なんだァ?」
1.リュウ
2.ガイル
3.ザンギエフ
4.ダルシム
take「翻訳お願いします」
mk-2「ヴァレーさんがストⅡで遊ぶときの得意キャラクターはなんですか?」
take「誰か知ってますか?」
らおら「さっぱりですね。ライフライン使いましょう」
mk-2「残りフィフティ・フィフティしかないのでお願いします」
3.ザンギエフ
4.ダルシム
らおら(濃いのばっかり残ったな…)
take「ヴァレーさん、確かレポートで遠距離から一方的に攻撃して倒すのが好きとかいってませんでした?」
らおら「でもダルシムは割と近づかれてやられることもあるので…」
mk-2「ヴァレーさんは確か地上で弱パンチ防御させて次の瞬間ファイナルアトミックバスター出せるっていってましたね」
take「じゃあザンギエフですか…3で」
ブ○リー「せぃ…カィ!!」
mk-2「えっと…じゃあこの世界から出る方法を教えてもらえますか?」
ブ○リー「西のォ…ギリシャのォ…十二宮をォ…登るゥ!!」
mk-2「なんだじゃあやっぱりあれか、アイ○リアを倒して上に進まなきゃいけないのか」
take「というわけで西へ向かいましょうか」
社会人サークルの集会で隕石がブチ落ちて大変なことになる話 ヴァレー @valleysan
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