まっさきに想起したのはルイス・キャロルのあの「アリス」です白昼夢的な雰囲気と少女の好奇心が物語を駆動していく点も似ていますしかし、異世界へ連れ出す「うさぎ」役はいません そして本作にとってそのことがとても重要なのではないかと思いました私も、雨の日に水たまりをずっと見ているような子供でした異世界への案内役など本当は要らないのかもしれませんね
水溜まりに落ちた少女のひとときの冒険譚と意外な結末。いろんな解釈ができるので、読後妄想小説と呼んでよさそうです。不思議な雰囲気とじんわりした不安が漂っていて先が気になりました。第1回無貌賞へのご参加ありがとうございました。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302