12/5~ 週刊カクヨム No.29(テーマ作品+連載作品)

先週に引き続き、平日に今回に今回もテーマを出し、そのテーマについての短編を書いていただきました。


今回のテーマは『冷風』。冷風をテーマにしていればどんな内容でもOK。

多数のご参加を頂きましたが、その中でいくつかピックアップ作品をご紹介します。




<冷風> 作者様 麻田 透

「働かない父ちゃん、僕の家にはいつも、冷たい風が吹いている。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354055073322561


父ちゃんは、いつも仕事を辞めて帰ってくる。だから、母ちゃんは毎日、一生懸命働いている。



<殺人少女> 作者様 アオピーナ

「美しい恋人は、今日も殺人の快楽に身を委ねる。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054892567462


 クールビューティーな美少女・愛善睦美は、闇夜で人の命を刈り取る殺人愛好者だった——。



<夜> 作者様 50%くらいか

「夜は全てを支配する。愛も家族も権力も神の創造物さえも」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054891660658


あなたにとって夜とは何ですか?

父と母が喧嘩別れをしてから半年、母は娘を置いて、他の男を選んだ。

酒とギャンブルに溺れる父から逃げるように、今日も少女は夜に身を潜める。

夜に蠢く魍魎達に飲み込まれまいと足掻く、少女の生き様を描いたショートストーリー。



<化け物バックパッカー、冷風の吹く朝を迎える。> 作者様 オロボ46

「季節の変わり目に気づくのは、個人差がある。コートを着続ける彼もそうだ。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354055054376953


 使われなくなった駅に、コートを大量に着込んだ人物が住んでいた。

 ある日、その駅に泊まろうとふたりのバックパッカーが訪ねてきて、コート人間はそれを了承した。

 その翌日、バックパッカーのひとりは自動販売機に向かう途中、旅をしている貴婦人とであった。

 一方そのころ、もうひとりのバックパッカーは駅のホームの景色を楽しみ、コート人間は体を温めるために大量のカイロを抱えていた。

 コート人間は、まだ気づいていない様子だった。


週刊カクヨムのテーマ企画に合わせた1話完結の短編です。

テーマ「冷風」


化け物バックパッカーシリーズ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895479999



「冷風」と聞いて冬をイメージする人が結構いましたが、その中でクーラーの冷風でお話を書いてくれた方には驚きました。意外と思いつかなかった視点でした。個人的にはここでは紹介しませんでしたが雪女のお話で参加してくださった方がいたのが印象的でした。


ちなみに私も1作書いてみました。こちらもいかがでしょう(宣伝)

https://kakuyomu.jp/works/1177354055115457987



ここからは連載作家の皆様の作品の紹介です。


今週もCMはありません……ごめんなさい。まだ次に紹介しようと思っている作品を十分読み切れてないのです。(言い訳と対策について、目次一番後ろで語ってます)



<マリッジカクテル、 ネオンライトの中で> 作者様 春嵐

「仕事帰り。 いつものバーに向かう。駅前。ネオンの灯り。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354055046730195



<小国の王太子、美人だが有能ゆえ男に嫌われる選帝公ご令嬢と結婚する。> 作者様 モモ

「婚約破棄された優秀な大貴族令嬢が小国の王太子に嫁ぐお話」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054897115581


第2王子アルベルトは本の虫を目指し、王立図書館の司書を狙っていたが兄が死亡し、王太子に任じられてしまった。しかも、王も病で倒れてしまった上に美人だが男に嫌われている選帝公のご令嬢が嫁いでくる事に。

そんな不本意ながらも王太子となった彼が幼馴染みの従者と嫁とともに王国を躍進させ……られれば良いなと言うお話です




<『29』~結び~> 作者様  葵 しずく

「恋愛物語は、主人公とヒロインの為だけにあるんじゃない!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894909740


 二十代最後の誕生日。仕事帰りに駅のホームで、偶然拾ったキーホルダー。

 偶然にも帰宅途中で落とし主である女子高生に出会う。

 だが、彼は探し物のキーホルダーを女子高生に届けたのだが、感謝されるどことか酷い罵声をうけた。間宮にとって二十代最後の誕生日が、忘れる事が出来ない程の最悪な日になってしまった。

 一方の瑞樹は、親切に落とし物を届けてくれた彼への態度を、激しく落ち込む程後悔していた。瑞樹がそんな態度をとってしまったのは、彼女が過去に抱えたトラウマが原因だった。

 だがそれから2か月後、2人は思わぬ形で再会を果たす事になる。

 過去に心を置いてきた間宮と、過去に巻き込まれてしまった事件の為、過剰に男を拒絶する瑞樹。

 凍り付いていた2人の時間がゆっくりと動き出す。(一部抜粋)





<神技(じんぎ)使いのカプリッチオ(狂想曲) The Sacred Guardian's Capriccio> 作者様 嘉白 狐猫 (かしろ こねこ)

「神「最近危ないから27人のバケモン作ったろ!」から始まる超長編狂戯劇。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054916023813


 【それぞれの幕のセリフ】

 第一幕 神樂道樂 ~蟲毒~

     The sacred game -Battle royal-

 「デスゲームだよ。これは。」

    「意地でも生きてやる!」

  「やだよ…殺すなんて…」

      「考えろ…考えるんだ、俺の頭!」


 第二幕 神の使いの前奏曲(プレリュード)

     The angel's prelude

       「力が欲しいか?

   お前の目の前の奴を圧倒するような。」

   「欲しい…欲しいです!!!」


 第三幕 陰陽無双二重奏

    The Greatest 2 -Night and Light-

陽「君か。うわさの「生き残り」は。よろしく!」

陰「お前か。「神様のお気に入り」ってのは。

 言っておくが、「仲良し」になる気は無い。」

神「君達二人で、この世の全てを、支配してもらう。」そう言って彼は嗤った。


 第四幕 神と守護者の協奏曲~聖戦~

The concerto of Gods and Guardians -The holy war-


「ねぇ、そろそろ、あの事気にならない?」

  「え?これ見てよ!」

        「聖戦の時が来たようだね。」

(一部抜粋)




<黄昏る異世界旅行記> 作者様 ポテトマト

「これはすべてが終わった後の、二人のお話。」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054887969779


 現代日本に住む何の変哲もない中学一年生であった「俺」は、ある日トラックに引かれて死んでしまった。

 その後「俺」は魔術が高度に発達した異世界に転生し、そこで第二の人生を歩み始める。種族間での戦争が絶えない異世界にて、「現代から物を持ち込める」という能力を天から授かった「俺」は、現地で知り合った「マルコ=ホビロ」という名のエルフと共に、新しい王国を建国しようとした。

 しかし結局、その試みは上手くいかなかったのである。



<システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。> 作者様 大国 鹿児

「勇者?魔王?何それ美味しいの?転生人生は趣味全開でお気楽極楽に行こう!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054905348712


 輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!

でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、他の星に転生しました!!

 特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!

 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?

 はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?

 いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。

 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。




<Against Human 恋し紅色に染まった蝶 戦場を舞う> 作者 戸﨑享

「ずっと恋焦がれている。故に少女は命を懸けて、剣と銃を手に影の女神と戦う」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889991705



 万能粒子テイルによって、想像したあらゆるものを現実のものとすることが可能な幻想世界。世界は魔法の如き力の発見で更なる発展を遂げ、あらゆる不可能をを克服し始めた理想世界。

 ――しかしそれは誰しもが剣や銃を想像すれば、剣や銃を生み出すことができる世界。

 そう。その奇跡を人類は力として使い、平和と発展を願い人々を悪意から守るために使う者と、欲望に忠実に世界を混沌に墜とすために使う悪、両者の激突が日々おこっていた。


 これから始まるのはある島国での話。

 少女は多くの戦いの中で、テイルという力を武器に、あらゆる困難を超えていく。

 友を守り、幸せを覚え、恋をして、そのために最後まで己の正義を貫き全力で戦った。

 これは、その戦いの記録だ。





<赤い糸> 作者様 南 璃杏(みなみ りあん)

「幼馴染みとの最初で最後の『本気の恋』」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054934250057


幼馴染みの川島 涼汰(かわしま りょうた)と私は、小学校6年生のときに付き合っていたが1ヶ月程で別れてしまう。

中学に入ってからはクラスも別々になり、先輩に恋をした。でも、3年になってクラスが同じになり、また涼汰に恋をしてしまう。

卒業までの1年間を描いた青春ラブストーリーです!


《作者より》

思春期のど真ん中で、迷って悩んで、それでも恋をし続ける女の子のお話です。共感できる部分を作ろうと、現代の子達に出来る限り寄せました。きっと主人公と一緒に悩んで、苦しんで、きゅんきゅんしてくれるんだろうなーと思いながら書いています。

是非、沢山の中高生に読んで欲しいです。そして、みんなの学校に行く足取りが、ちょっとでも軽くなったらいいなと思います。





<海神の揺籃> 作者様 第3中隊情報幕僚

「皇国ノ興廃此ノ一戦二在リ、連合艦隊我二続ケ」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054894900144


地表面の9割以上を海が占める海洋型惑星オケアノス。千年前の災厄により陸を失った人類は、巨大な海洋金属生命体の亡骸を利用して建造された方舟に国家を築き、辛うじて文明の火を守り続けていた。

そんな方舟国家の一つである《皇国》の海軍大尉、有瀬一春。戦闘によって意識を失った彼は、奇妙な夢を体験し現実へと帰還をはたす。


これは、異世界の記憶を持つ海軍士官と場違いな工芸品を生み出す造船士官。自由すぎる船精霊や主義主張の異なる人々。そして、海神と呼ばれる金属生命体と多様な戦闘艦による、鉄と血と油で記された航海日誌だ。(一部抜粋)

(なんらかの媒体で海洋戦闘に関係する作品に触れたことのあるとより楽しめるそうです)






<人間と蜘蛛> 作者様 中崎裕

「全ての生物は、生まれながらにして平等ではない……」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054935666711


屋敷で涙を流す一人の蜘蛛がいた。

蜘蛛は自分を知らない。記憶を失ったのだ。

自分の名前も知らなければ、どこで生まれたのかもわからない。

だが、なぜか思い出せないがある懐かしさだけは、おぼろげにある。

蜘蛛はそれを感じるたびに涙する。


ある日蜘蛛は街に向かい、一人の人族の子を見かけた。

身なりはボロボロでやせ細っている。

人間は皆、奴隷にされ、こき使われている。

あまり見たくはない光景である。

だが、この少年には何か懐かしさを感じる部分があった。

気のせいかな……


はたして少年と蜘蛛の関係性はいかに……




<えっ…女子寮に住むの!?〜男は俺一人なので大人しく過ごしているつもりなのに何故か同居している美少女達の好感度を上げてしまってるようで…> 作者様 悠

「はぁ!?住むのは女子寮!?じゃあ大人しく過ごそう」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054919132417


 今年から実家の方を出て一人暮らしをする高校1年生 相楽和也さがら かずやは新たに通う高校から近い男子寮に暮らす予定だった……。

 しかし、従姉妹が管理をしている女子寮、叶寮かなえりょうに入れられた………。

 なんでかって?

 それは、従姉妹がうちに来れば家賃ただにしてくれるって親に言ったからだ。

 くそっ……あの女め……

 仕方なく寮に行くとそこには美少女、美少女、美少女だらけ…

 絶対あいつの趣味だろ!?

 従姉妹は大の美少女とイケメン好き

 別に俺はイケメンではない

 従姉妹のよしみだろう

 女子しかいない、だったら大人しくしないといけないな

 コミュ力がやたらとある俺だが、寮では大人しくしよう…と思っていたが…

 あれ?俺、大人しくしているつもりなんだけど?美少女達の俺に対しての好感度上がってない?


無自覚イケメンと美少女のラブコメストーリーです!

ちなみに27話がおすすめです




<ネコカイン・ジャンキー!~火星で禁止のモフモフ子猫を拾ったらどうやら特別でした!~> 作者様 スナメリ@鉄腕ゲッツ

「火星でにゃんこハザード! 麻薬に恋に冒険!」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054921443361





 ただいま亘平の生い立ち回。

 3020年、そこは至福の麻薬ネコカインにより、人類が猫に支配される未来。

 『センター』それは地球を中心とした猫による支配システム。亘平(こうへい)は平凡な火星のサラリーマンとして鉱石採掘会社で働いている。そんな亘平のもとに、存在しないはずの『野良のこねこ』が現れた。

 困り果てた亘平が頼ったのは荒くれ者の多い開拓団の人々だった。開拓団にかくまわれるようにして平穏な子猫時代を過ごす飼い猫のジーナと亘平。

 しかし砂漠で謎の美女、怜(とき)と出会ったのをきっかけに、亘平は『センター』の秘密計画

に巻き込まれていく。亘平はジーナを守り切れるのか? 怜と謎のイニシャルとの関係は? ネコカインとはなにか?

 そして人間を支配する『センター』の思惑とは……?

 平凡な青年が人と出会い、恋をし、成長していく






<レベル1のギャル女子大生は2ヶ月で就活レベル50を目指すようです> 作者様 あけがえる

「「就活に必要なのは、レベル上げだ。」」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054917776752


 年末が終わり、新年が始まった頃、社会人1年目の山岡君が暇をもて余していると、後輩から連絡が。

 久々に会った後輩=ギャルは、遊び呆けて就活の『し』の字も分かっていないようだ。

「今年の就活っていつからだっけ?」

「3月からだよー!」

 ......あと2ヶ月で就活が始まるのに、何もしてないのか。大丈夫かコイツ。

 そんなギャルが就活について教えて欲しいと言う。こっちにそんな時間は無い。......と言いたいところだが、ギャルには大きな借りがある。分かった、ここでその借りを返そう。かわりに絶対、第1志望の内々定を取れ!

「でも私、やりたい仕事なんて無いんだけど......。」




<鬱病なので異世界とかどうでもいいです> 作者様 蝕 カヲル

「鬱病は解除不能で文字化けだらけ!?」

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054921034914


食欲はなく眠気もなく娯楽もなく

あるのは只々漠然とした絶望という海よりも深きもの。

そんな一人の鬱病患者である「貝沼 三四郎」が突然ある者に

「異世界」召喚されてしまう。

なにもない彼は一体なぜ呼ばれたのか。

何が出来るのか。そしてどうなってしまうのか……





<ヤンデレ彼女との異世界転成記> 作者様 皇 拓斗

『愛に勝てるものはある?いいえありません!!』

作品はこちら→https://kakuyomu.jp/works/1177354054934882097


主人公の黒聲 有輝(くろごえ ゆうき)はヤンデレな彼女、眞壁 玲那(まかべ れな)にある日殺されてしまう……。

そして二人は仲良く……天国に……。

と思ったら、二人仲良く異世界転生!?

しかもその先では、さまざまなハプニングが……!

ちょっとヤンデレより愛が強めのヒロインと普通の主人公の異世界ラブコメ!









(編集後記)


 テーマに則した小説募集2回目。

 今回はあらかじめテーマを公開し、期間も月曜日から金曜日まで取ったため以前に比べ多くの方に参加していただきました。

 こうして様々な方に参加していただけるのは嬉しいです。

 そして今回もCMがないのは申し訳ありません……、この1週間は本業の方でトラブル続きで忙しかったもので、肝心のCM参加の方の作品を読む時間を取れませんでした。ほんとにお休みがなかったので許してください。

 来週こそはやります……! そのために次週の水曜日お休み取ったので。

 こうしたトラブルがあると、結構編集作業も厳しいなぁと思う今日この頃です。

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