ドロレスーーーー!
本当に、どれだけのものを失ってきたんでしょうね……
カンザス大佐に振り下ろしたナイフには、様々な怒りや無念や哀しみが込められていたと思います。
復讐は何も生まない……かもしれませんが、少なくとも、これまでのことに決着をつけるためには必要な一手のはず。
ただただ胸が苦しいです。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ここまでのあらゆることを乗せた、怨みのナイフ。メアリは感情の赴くままに振り下ろします。
ドロレスを殺されて、ただその反射で殺してしまう。
仇討ちと考えても、はたしてそれで良いのでしょうか。
正解はないですが、誰にとっても後悔の少ない結果が訪れると良いと思います。
メアリも正義という名のもとでしょうか。
残酷な殺しの方法をもできるようになったのですね。
ドロレスを――。
仲間を殺したから。
殺したら、殺す。
それは、戦争の始まりの感情。
いいか悪いかではない。
パールハーバーがいいか悪いかではないように。
メアリは、平和を守りたかった。
陸の戦いは激しい。
生身で歩いて来た。
これで、ひと思いに、日本で言えばあの世へ行って貰うのだろう。
作者からの返信
ここまで読んでいただいてお分かりかと思いますが、メアリは自分を正義の側とは考えていません。どうしてこんな悪辣なことをしなければならないのか、どうして相手と同じレベルまで堕ちてしまう必要があるのか。ずっと自問し続けています。
何かをされたからやり返す、について。起こった瞬間咄嗟にそうしてしまうのと、考える猶予があって「よしやり返そう」というのとでは全く違う行動だと私は思います。
もちろん結果が褒められた話なのかそうでないかは、また別の話ですが。