エール将軍もまた、利用された立場だったんですね……
故意でなくとも、親友の故郷を焼く原因を作ってしまったことは、確かに悔やんでも悔やみ切れないことだったでしょう。
この先も生きて出来ることもあったのではないかとも思いますが、もう彼は自分の手で全てを断ち切ってしまったんですね……
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
この時代この世界ではとうに引退の歳を越えたエール将軍。もしかするとそれが、彼を弱気に駆り立てたのかもしれません。
この手紙も彼の主観で、全てが正確ではないのかもしれません。
間違いなく読み取れることもあって、それをメアリは知ることになります。
また一つ。悲しい現実が彼女を襲うのですね。
エール将軍は、ロイがあたたかい人だったから、上官になったのですね。
エール将軍もそういいながら、責任感の強い人でした。
作者からの返信
バートが冷たい人物であったら云々というのは、そうであればエール将軍よりも出世していただろうということですね。
メアリの父は、その温かさゆえに出世が遅れた。それは本来間違っているはずなのに、軍隊という組織では当たり前のことである。エール将軍は、それを嘆いています。