第4話 学校

突然だけど…学校に行きたくない。

そりゃパパ上様が大事な1人娘にきちんと、勉強して欲しいのは、分かるけど、学校なんて友達居ない私からしたら地獄でしかない……


「おーい、シエル〜?学校の支度は出来たかぁー」

おっと…パパ上様がお呼びだ。

「出来たぉー」

目の前に置いた、小柄な私にとっては巨大な、カバンを見ながら答えた。

どうやらうちのパパ上様は、学生時代いっぱい青春だの大恋愛だのをやったらしく、誰でも青春が謳歌出来ると勘違いなさっている

みたい……

面倒事を避けるためにも、言う通り学校に通うことになった。

因みに、ネオライト王国は一定基準を越えていれば、学校に行かなくていいという、実力主義のようなところがある。


(ちくしょう…私は親のスネかじって、株やって、引きりたいのに…何故かどんどんいい子になっている。)





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生したんで引き篭る 中野 拓斗《たくと》 @nakano-takuto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る