派遣場所
剣士にいろいろと話しているうちに、俺は雇われることになった。
そこは高いビルの中で色々な細かいコンピュータールームの様なところだった。
そして、その剣士の部下から仕事を教えてもらった。
ややこしいコンピューターの操作方法を、部下は半分やる気なく話していた。
その部下の話がやたらと長く、いやけがさしていた。
俺は居眠りをした。
部下「なに、寝てんだ。なめてんのか」
俺は無言を通した。
部下「がっかりだよ。せっかくいい人材確保かと思ったのに」
「勝手に期待して、落ち込むな。それに、説明の意味が分からねーんだよ」
つい俺の本心を、言ってしまった。
部下も相当憤慨していたが、俺は気にもせずにその場を去ってしまった。
そして、砂漠の向こうから馬にまたがってこっちに来る影。
剣士だった。
剣士「どけろ」
「え!つうか砂漠だろ、狭い道じゃないんだから、わざわざここはしるなっ」
思わず、さっきの部下に言うような口調になってしまった。
剣士はきこえてなかったのか、走り去って行った。
異世界道中 水田翔介 @kakumomi
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