ある意味では「早い者勝ち」

タイトルが非常によく出来ています。
これは、勇者の幼馴染で、彼に憧れて憧れて、どうしても傍らに立つ特別な存在になりたかった女の子の物語。引っ込み思案を克服して、明るく元気な少女のフリをして……いじらしくも頑張り屋さんの主人公なのですが。

あまりにも真っすぐで前向きすぎて、遠くばかりを見ちゃったんですね…。
地に足をつけて自分に出来ることからコツコツ積み上げていく。
えてして高みに居るのはそういう方々なのでしょう。

読み終えた時、もう一度タイトルを見直してください。
そうすればこの作品の伝えたかったことがハッキリするでしょう。
人生にとって大切な何かを学びたい方へ、おススメです!