【ネタバレ】シナリオに関する設定のアレソレ
この項目は本シナリオを書くにあたり、筆者が考えた設定や何となくの伏線を思い出しながらまとめた物である。その為、シナリオクリアまでは読まないでいただきたい。ただし、GM各位はロールプレイの深みや方向性を何となく定める為に一度目を通してもらえたら、良い感じで活用出来るのではないかと思う。
※以下ネタバレ※
そもそもこのシナリオを書くにあたり、フックに使った作品は刀剣乱舞である。
刀剣乱舞がサービスを開始し、興味を持った人々によって様々な分野・角度から刀剣の”価値”が再認識されるまで、刀剣という文化はゆっくりと廃れて行くと考えられていた様である。刀剣を所有する博物館や施設では、刀剣は保管することが大変で置物と揶揄されることもあったと聞く。しかし、それがここ数年で価値が見直され、今では刀剣関連の展示をすると盛況するという大きな変化を遂げた。この様な認識の変化が数年で起きていることをフックにし、シナリオを書き始めた。
更に、ミュージカルにて描かれたとある場面を観て、私も刀剣男士に看取られて~!!とクソデカ感情が爆発してしまった為、それなら揺り籠から見守って欲しいな!?と考えた。それにより誕生したのが[太刀・神々廻国広]である。
彼についてはシナリオ的な設定で話したい。
[シナリオ的な設定]
本シナリオの世界は、刀剣乱舞の設定を用いてはいるが多少違いがある。
そもそも神々廻国広は刀剣男士とは異なり、審神者となる素質を見抜き誕生した赤子を運命の縁と据える護審刀である。彼は永い間様々な人間の縁を見守り、約200年後の未来でPC①の子孫を審神者と選び抱き上げた所に話は進む。そして、そこで護るべき縁を結んだ故に彼は現在2020年から約5年前の舞台となっている支部へ遡った訳である。
何故それがこのタイミングだったかというと、PC①の子孫が選ばれた時に同じ部屋の隣の保育器にいた選ばれなかった者が関わっている。選ばれなかった者こそ、本シナリオのラスボス、百目鬼豪炎である。彼は護審刀に選ばれなかった故に実の家族から才能無しと烙印を押され、冷遇されるという憂き目に遭っていた。
そんな彼に目を付けたのが歴史修正主義者である。彼が審神者に対して憎悪を抱く様に洗脳し、時間遡行軍という戦力を与えた。それにより、PCたちの暮らすこのタイミングへ時間遡行をし、FHと共謀して歴史改変を行った訳である。
Bad Endでも書いたが、本シナリオではPCのロスト(ジャーム化)と共に神々廻国広も刀剣破壊の可能性があった。彼が現存しなければPC①の子孫は審神者に選ばれるという運命も無くなるし、そもそもPC①が存在しなかったという改変が成されていただろう。実際に刀剣乱舞をプレイしている審神者のみなさんは刀剣破壊についてトラウマを持っていると思われる。かくいう筆者も執筆しながらトラウマを思い出して辛くなったので、どうにか生き残って還って来てくれよな…と考えている。
なお、PC②以外のPCが2名以上ロストした場合のエンディングすり合わせが今のシナリオでは不十分なので、GM各位はどうにか調整を頑張って欲しい。
『久遠を生きる鋼、生命の系譜』 @yukinosei04
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