第14話 シャイニング



1980年のアメリカ映画です。


なぜ突然比較的新しいアメリカ映画、それもホラー映画を取り上げたかというと、実はこの映画、ずっと以前に一度観たのだが、子供が高校生の時、どういう経緯だったか忘れたが、子供と一緒に再度観ている。だから記憶に新しく、書きやすかったからなのだ。


私は実は恐いのは苦手である。「エクソシスト」も「13日の金曜日」も、断じて見ようとはしなかった。最も、両方とも、結局のちにテレビで観て、やっぱり見なきゃよかったと思ったものだ。


だから一体どういう巡り合わせで最初「シャイニング」を観ることになったのかは記憶にないが、観たときの恐怖といったらただ事ではなかった。


しかし考えてみると、この映画には、怪物も幽霊も一切登場しない。にもかかわらず、この恐怖感を出せるというのは、やはりスタンリー・キューブリック監督ならではだと思う。


キューブリック監督といえば、「ロリータ」

がある。「博士の異常な愛情」がある。そして何と言っても「2001年宇宙の旅」や、「時計じかけのオレンジ」は、映画史に残る傑作としか言いようがないだろう。


実は私はそのキューブリック監督の作品だから、敢えて恐いのを我慢してこの映画を観たと言ってもいい。


ネットの「映画.com」の解説から、一部物語を抜粋する。


冬の間は豪雪で閉鎖されるホテルの管理人職を得た小説家志望のジャックは、妻と、心霊能力のある息子とともにホテルへやって来る。そのホテルでは、かつて精神に異常をきたした管理人が家族を惨殺するという事件が起きており、当初は何も気にしていなかったジャックも、次第に邪悪な意志に飲み込まれていく(以上映画.comより抜粋)。


この映画はどこからどこまで現実で、どこからが幻想なのか、結局のところ分からない作りになっている。それがまた、一層不気味なのである。


「映画.com」によれば、高い評価を受けた作品だが、内容が原作とかけ離れていたため、原作者のスティーブン・キングが、キューブリック監督を批判したとのことだ。


しかしこの映画、怖かったなぁ!

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