読んでみて、この作品の世界観を作り上げているテーマは二つあるのでないかと思いました。
一つ目は「認識」です。
恐らく筆者も意識している部分だと思いますが、人類が新たな生物を発見したり、物理法則を発見したりするきっかけ──
それが「認識」することであり、「認識」できなければそれは無いに等しい、という何とも哲学思想な事象を「世界の在り方」として捉えているのは面白いなと思いました。
二つ目は「世界」です。
これは「世界」と表現してよいのか迷いました…
一つ目と重複する部分ですが、「システム」って存在がどうも臭い気がします笑
システムって普通、機械的な仕組みを表すと思うので、「実は僕たちに生きているこの世界は、あるシステム(仕組み)が存在するのでは?」と深読みしている部分もあります笑
文章もしっかりされていて、新作の中では非常に読みやすい作品だと思いました。
応援しております。