おわりに

 最後は、みんなも記憶術を使おう、みたいな文で終わってしまったが、大体作者の伝えたいことは書けたと思う。


 記憶法は人それぞれなのでとやかく言いません。しかし、どうしても念頭に置いて欲しいのは、執筆は脳の力をしこたま使う作業だということである。


 どこを探しても執筆の小手先の技術ばかりを書いたものばかりで、執筆の筋肉である脳に焦点を置いて創作論を語る文書が中々見つからない。


 技術ばかり磨いても筋肉が不足していたら、思い通りのパフォーマンスなど出来るであろうか?


 個人の脳の構造には差異があり、文章の上手い人を目指そうと思って真似るだけでは、プロ野球選手の投球フォームと似せれば剛速球が投げられる、と言っているようなものだ。

 

 文章を上達させる方法は、洗練された文章を精読する事だけではない。あなたの脳力は憧れの作家に届いているであろうか?

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文章が上手い人は、何故文章が上手いのか? 青キング(Aoking) @112428

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