第2話 一連の流れ
その少女は悩んでいた。
高校の入学式の始まるピッタリ30分前……
そろそろ急がないと間に合わない時間帯
その少女は駅前で泣きそうになりながらウロウロする可愛いイケメンと遭遇…否、発見してしまったのだった。
何を困っているのか分からないし、もうすぐ入学式が始まってしまう少女にとっては早く学校に行った方がいいに決まっていた。
でもその少女はどうしてもあの可愛い子(高校生)を見捨てられなかった
(あのウロウロしてるの可愛い…猫耳付けさせてもふもふしたい…)
それでも少女は話しかけることが出来ない
なぜなら
もう少しウロウロしているあの子を見ていたかったから
(どうしよう…)
『この後この少女は可愛いイケメンくんに声をかけるのだか、その前にこの少女実は凄く可愛い……著作権的にまずいかもしれないがわかりやすい例えだと…まふまふさんの【女の子になりたい】と言う曲のPVに出てくる銀髪赤目の美少女みたいな感じで、
居るだけで周りの雄の目線が集中するレベル因みに身長150センチくらい』
「ねぇ…そこの君 」
声をかけられた少年はあたふたして
「今から高校の入学式なんですけど……道が分からなくて……」
今にも泣き出しそうになっていた。
周りの人からすれば
超絶可愛いイケメンくんが泣き出しそうな所を、これまた超絶可愛い銀髪少女が慰めて居るようにしか見えない……
辺りを歩いている人はみんな「ん?なんかの撮影か?」と疑問に思いながら通り過ぎていた。
今にも泣き出しそうな少年に対し、銀髪少女は落ち着いた可愛い声色で、自分より二十センチは高いであろう相手の頭をなでなでしていた。
「ちなみにどこの高校?もしかしたら私と同じ学校かもしれないから」
「んっ…確か県立○○高校(銀髪少女と同じ学校)だった気がします。」
その答えを聞き少女は安堵の息を漏らした
「よかったぁ…私と同じ学校だから一緒に行こう?それなら迷わないでしょう?」
「う、うん。ありがとうございます」
少年は内心
(あっぶねぇぇぇぇ!都会にも優しい人はいるもんだなぁ……ん?ってことはこの銀髪ロリと同じ高校ってこと?)とかなり感謝しながら舐め腐っていた。
2人は無事、入学式開始2秒後に式場に到着するという絶妙な遅刻を成し遂げたのであった。
担任の声「お前ら初日から2秒遅刻って……なかなかやるな。もう遅刻すんなよ……これからよろしくな」
二人の声「ありがとうございます×16よろしくお願い致します×4」
とちゅから引き始めた担任の先生でした(笑)
可愛いとイケメンの遭遇 中野 拓斗《たくと》 @nakano-takuto
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