こんにちは、コメント失礼します。
この度は連作短編企画へのご参加ありがとうございました。
読み終えた瞬間に、ため息をついてしまうような素敵な作品でした……兄と弟に映る鳥の姿、「死」の姿。死生観について今一度考え直したくなるような、そんな物語でした。
そしてこんなことを言っては失礼かもしれませんが、とても「美しい」と感じました。きっと、この小説の洗練された文章が内包する深みがそう感じさせてくれるのでしょうか。
個人的にとても好きな物語でした。続きも、時間のあるときにお伺いしたいと思います。
素敵な物語と出会わせてくださり、ありがとうございました!
作者からの返信
こんばんは。読んでくださってありがとうございます。
連作短編といえるか悩んだのですが、共通する登場人物が出てきたり、各話をつなげる糸はあるので、参加させていただきました。
どのエピソードにも、大なり小なり、死生観の揺らぎのようなものを描いたつもりです。美しい、と感じていただけたなら、とても光栄です。
お時間があれば、またお越しください。こちらこそ、コメントありがとうございました。
カクヨムに来て、まだそんなに日が経っていず、この企画に参加したく、右往左往しながら、如何にか辿り着きました。
気が付けば年寄りの、星野えいた と申します。
よろしくお願いいたします。
無学無知な僕が、このイベントに着いて、最初に読んだ作品が「雛鳥の葬儀」です。
はっきり言って、驚きました。最初に当たったのが、こんな凄い文学的な作品で。
僕は、文学的な作品は、腰も気も退けてしまいますので、コメントは、と、思いましたが、一言だけ言うと、無学な僕にも、生命の神秘が浮かび上がって来る、凄い文章だと思いました。
拙作しか書けないギャンブル爺ですので、この先も読んで、学ばなければと思っています。宜しくお願い致します。
作者からの返信
こんにちは、星野さん。
読んでくださってありがとうございます。
自分にとっても思い入れのある作品なので、褒めていただけてとても嬉しいです。生きることについて、死について、いまだによくわからないし、納得もできない気がします。
暗い話ばかり書いてしまうのですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございました。
こんにちは。
日頃、死にたいくらい辛い目に遭って生きてることが実感できなくても、身近な死に触れると、妙に血の通いが実感できるんですよね。
この物語は、初っ端の弟の死生観から引き込まれて、途中の話の転換から最後の兄のおとり作戦〜に至るまで、すごかった(言葉が出ない)です!
死体になれなかった少年少女たち。一話を読んだ限りだと二人のうち生き残った方が亡くなってしまったもう一人の死をきっかけに何か思うようなことがあるのかな? 引き続き読ませていただきます。
死って残酷ですが、残された人を癒す側面もあると思っています。
この物語も、一種癒しの物語なのかもしれないなと思いました。
作者からの返信
こんにちは。読んでくださってありがとうございます。
身近な人がいなくなってしまうと、生の実感の薄い日々を送っていても、「でも自分はまだ生きている」「自分はいつ死ぬのだろう」と考え込んでしまいますね。
短編集なので、次の話はこの話と直接の関連はありませんが、雰囲気やテーマは通底していると思っています。
死が残すのは痛みだけではない、という文章に感動したことがありますが、たしかに、そのとおりなのかもしれませんね。
コメント、ありがとうございました。
自主企画「第1話を称える本棚」から拝読させていただきました。
雨や太陽、時に自然災害や死にさえ意味を求め享受しながら、ヒトはヒトだけを享受できないのかも知れないと考えさせられました。
一方で鳥の目にヒトはどう写るのか?
そして鳥とヒトの間で揺れ動く「子ども」の視線で見る世界や死が時に幸福で時に残酷で、大人になり忘れていたあの感覚を思い起こさせていただいた御縁に感謝申し上げたく思います。
この度は企画へのご参加に心より御礼申し上げます。どうぞ今後とも益々のご活躍を祈念申し上げております。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
自然や死、すべてに意味を求めてしまうのは、どうしようもない性《さが》なのでしょうね。子どもの頃、世界はもっと意味深く見えたようにも思えるし、無意味であってもかまわないほど遊びに夢中だった気もします。
丁重なコメント、ありがとうございました。
はじめまして。こんにちは。
火野と申します。
此の度は企画にご参加くださり、誠に有難う御座います。
拝読した瞬間に雷に打たれたような衝撃を受けました。
完成度の高さといえば月並みですが、言葉も構成も文脈も全て洗練されていて他と一線を画している……そんな印象です。
弟の無邪気さ、というべきか不思議な人間性も、水たまりの姿も、どこか灰色の風景が脳裏に浮かぶかのようです。
突然と長文および散文を失礼致しました。
素晴らしい作品をありがとうございます。
作者からの返信
初めまして、火野さん。読んでくださってありがとうございます。
たいへん褒めていただき恐縮です。灰色の風景、とは嬉しいお言葉です。記憶のそんな淡い色彩を、描きたいと願っていたので。
自分は軽薄なので、節操なくいろいろな自主企画に参加してしまうのですが、このような丁寧なコメントをいただけて、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。
少しでも楽しんでもらえたら幸いです。
先日ご挨拶に上がりました、岩井です。お邪魔させていただきます。
『生と死』という深淵かつ(下手をすると)重苦しいテーマを、少年二人の視点で描くことで、見事に重要な部分だけをサッパリと描いていらっしゃるな、というのが第一印象です。
もう一つの印象は、『これが現代ドラマというものなのか!』という一種の驚き、と言いますか感銘を受けたということです。
わたくしめの拙作と違い、出てくるのは不思議な弟と、ひな鳥の憐れな死体。それだけ。
そして『雨』というものを象徴的に背景とすることで、不思議な楽しさ、しかし『これは楽しむべき事態なのか?』という不思議な想像を駆り立てられます。
またお邪魔させていただきますね(^ω^)
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
出てくる人物や要素が少ないのは、作者の視野が狭いからかもしれません。いろいろ出してしまうと収拾がつかなくなるので、ついつい引き算で書いてしまいます。
雨を見ると不思議とこころが躍るので、雨好みの子どもをはしゃがせてしまいました。哀しい話ではありますけど、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
自主企画へのご参加、ありがとうございます!
拝読させていただきました。
兄の言う通り、世界が増えてもその分だけ人間はいて。苛められていた弟もきっとそれが気がかりで別の世界に行くのをためらっていたのかな…?
同じようにこの世界に、環境に負けてしまった雛鳥が、鏡の向こうで楽しそうにしている様子が雨から伝わってきたのでしょうか。弟は雛鳥というあちらの世界の先輩のおかげでこの世界を脱出できたのですね。
こちら側からは水たまりの向こうの世界の様子は分かりませんが、兄を囮にしてきっと楽しく過ごしていると思いたいです。
とにかく文章が美しくて惹き込まれてしまいました…!他の作品も読んでみます!ありがとうございました!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
どんな別世界でも、いじめも不幸も死もない世界というのは、あり得るのかなあ、とか想像しますね。地獄は具体的なイメージが山ほどあるのに、天国のイメージはいつも抽象的でふわっとしていたり。でも、別の世界での安らぎがあり得るのなら、魂に幸いがあってほしいものです。
ありがとうございました。
私の自主企画へのご参加ありがとうございます。
なんかこう……すごいですね(語彙力)。〝死〟というどこまでも曖昧な出来事は、どれだけ考えてもどういうことなのかわかりません。お兄さんは弟さんの〝死〟になにを視たのでしょう。
私はこういった考えさせられる作品が大好きです!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。死のことはいくら考えてもよくわかりませんね。考えるだけ無駄だよ、と言われそうですが、そのことばかりが気になってしまいます。いつも不思議です。少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。
自主企画から訪問させていただきました☆
https://kakuyomu.jp/user_events/16816452219757230594
落ち着いた筆致で綴られた、リアルな兄弟のやりとり、楽しく拝読させて頂きました。
弟を可愛がるだけでもなく、意地悪なわけでもなく、刻々と変化する兄の感情もまた、子供らしくてリアルでした。
弟は、学校で苛められていたのですね。
公園で声をかけてきたお爺さんの話も、現実に対する厭世的な気分を掻き立てて、とても上手い構成だと思いました。
いろいろな解釈ができそうですが、弟は死んだ鳥を現実世界の自分と重ね合わせ、鏡の向こうの世界で楽しく生きていると考えて嬉しそうに笑ったのかな?
そんな風にわたしは感じました。
そんな弟が、やがて水難事故で亡くなるというのは、すごく因果な結末でした。
だからこそお兄さんも、現実世界の弟を囮にして、別の世界で弟は幸せに過ごしているのかも知れない……そんな妄想をしたのかもしれませんね。
死後の世界の真実につていは誰も分かりませんが、残された人は、自らの気持ちに整理をつけるために、そこにいろいろな意味を見出そうとするのかもしれませんね。
同様の読書企画は定期的に開催していく予定なので、見かけたらまたお立ち寄りいただけましたら幸いです。
この度は、ご参加頂きありがとうございました(*ゝωσ)✧*。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。兄弟の過ごす時間を描きたかったので、感情の変化に言及していただけたのは、とても嬉しいです。弟が鳥の死について想ったこと、兄が弟の死について想ったこと、それぞれに素敵な解釈をしていただけて、作者としては望外の喜びです。死に意味を見出だそうとするのは、生きているかぎり避けられないことのように思えます。
とても丁寧な感想、ありがとうございました。あらためて感謝します。
こんにちわ。百一里優です。自主企画への参加、ありがとうございます。
静かで素敵な文章ですね。僕と弟は同じような境遇でありながら、表裏のような性格だなと思いました。まるで僕自身のもう一つの姿であるかのように。
短編としても成立する、まとまりのよい第1話ですね。逆に言うと、次に繋がるような、もう少し後引きな感じがあってもいいかもしれません。まあ、その辺は好みの問題でしょうけれど。
作者からの返信
こんにちは、百一さん。読んでくださってありがとうございます。
弟の姿に、語り手の内面が反映していますね。たしかに、引きは弱いような気がします。一応、後々の話につながってはいるのですが。
コメント、ありがとうございました。
『人の心の弱さ…』企画に参加いただき、ありがとうございました。
実はこの作品、フォローして後で読もうと思っていた作品だったので、私の企画で見つけた時に驚きました。
何気ないようなやりとり、日常のワンシーンを切り取ったような描写がとても素敵だと思いました。表現が綺麗で、リアル。
最後まで読んでからコメントしようと思っていたのですが、思わず第一話からコメントを残してしまいました。もちろん最後まで読ませていただきます。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。気になる企画だったので、拙い作品ながら、参加させていただきました。
登場人物たちの何気ない時間や想いが少しでも伝わるように描けていればいいのですが。ちょっとでも楽しんでもらえたら幸いです。
こちらにも失礼してすみません……
「心の九十パーセントが水」というフレーズがたまらなく好きです……
公園でだれかに「勝手に埋めるな」と言われてしまう場面がなぜだかわからないけど、とてもとても胸に刺さって痛いです。どうしてなんでしょう……
自他ともに認める薄っぺらな人間なので大したことを言えないのが申し訳ないのですが、この話がほんとうにとても好きです……
出会えて良かったです、ありがとうございました。
作者からの返信
こちらにも感想をいただけて、とても嬉しいです。心の九十パーセントは水、というフレーズは作者も気に入っています。痛みを伝えたいと願って書いているので、届いてよかった、書いてよかった、と、すごく励まされています。コメントありがとうございました。
初めまして。
出だしからセンセーショナルで不穏ですね……。
タイプです。
作者からの返信
初めまして。読んでくださってありがとうございます。起伏はそんなにない話ですけど、この短編集の雰囲気が伝わる作品にはなったかな、と思っています。少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。