テンプレ
水谷一志
第1話 テンプレなんて無視してやる!
一
俺は、テンプレなんて使わない!
自らの感覚で、全てを成し遂げてみせる!
二
何々?《全てを解くには「カギ」がいる》?
そんなのありきたりだ!だいたい某有名小説や漫画の暗号モノはパターンが決まりきっている。
そんなの誰が面白いと思う?
現にこのテンプレは全く面白くないじゃないか!
というわけで俺はこの《テンプレ》を無視してやる!
三
何々?《困った時の助け舟》?
は?そんなの呼んで盛り上がるか?
確かに某ヒーローモノは主人公が苦戦している時に決まって助っ人が現れる。
でも現実世界はそうか?そうとは限らないだろう。
このテンプレは助っ人ありきだが……、これも無視だ!
四
しかし困った。これだと前に進まない。
俺の超速キータッチでも前に全く進まない。
困った、困った、困った……。
仕方ない、少しだけテンプレを使うとするか……。
五
「お客様、困ります!」
「ちゃんと【取扱説明書】通りに【パスワード】を設定して頂かないと……。」 (終)
テンプレ 水谷一志 @baker_km
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