第4話「和楽器部、本格始動!のはずが…」
「うーん、あとは和太鼓担当だな…」
翔太は和太鼓担当として入ってくれる人を探していた。
すると、そこに、理人が立ち尽くしていた。
「お前、どしたの?」
翔太は聞いた。
「僕、ドラムの試験落ちた…」
理人は落ち込んだように言った。
「なら、和太鼓やれよ、お前」
「え。僕が和太鼓を?」
理人は疑問に思った。
『僕でよいのだろうか?他にもっと良い人がいるのでは?』
と思っていた。
そこで、理人は言った。
「僕でいいなら…」
「ありがとう!早速来いよ」
翔太は理人を連れて、和楽器部に戻った。
「翔太、お帰り~ってあれ!?新しい部員!?」
反応したのは琴音だった。
「は、初めまして、柊 理人です。よろしくお願いします」
「彼は和太鼓をやってもらうことになったんだ」
翔太が付け足した。
「やったぁ!これで基本ができたわね!」
琴音は飛び上がって喜んだ。
「そういえば、遥は?」
翔太は琴音に問う。
「今日は休むって、言ってたわよ」
「そうか…」
「遥、大丈夫かしら…。最近元気ないし…」
琴音は心配そうに言った。
「き、きっと大丈夫だよ」
理人は言った。
「兎に角、明日話を聞いてみる!」
そして、琴音は去っていった。
「待てよ、今日の部活は!?」
「ごめん、早退するね~」
こうして琴音は家で作戦を練ったのだ。
White harp~白いお箏~ 紗紅良ミライ♪ @sakuramirai
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