第64話 『そのキスは友情?それとも愛情?』

<クリス>


20階の部屋に帰って来た私とミア

マンションの部屋の前でカードキーを翳してマンションの部屋に入って

「ただいま~」

「レイラ・カエッタヨ~」

って声を掛けても返事が無い。


「あ・レイラ今日はミアのお父さんに会ってミアの売買契約書貰ってくるっていってたんだった」

半分冗談だけどね

ミアの反応が見たくて言ってみたんだけど・・・


「ワタシハ・コレデ・レイラノ・ドレイニ・ナレルデスネ~」


イヤイヤ

それは違うって


ミアってまだ奴隷願望あったの?

これって凄くヤバいんじゃない?


早く洗脳・・・イエイエ意識を普通になるようにしてあげなくちゃ危ないひとになっちゃう!!

今の言葉は失敗しちゃったかも


「ミア売買契約書って言うのは冗談だからね!!ミアのお父さんが後妻のヒルダさんに変な要求されてミアに変な要求をされないように契約書を書いてもらうだけだからね」


「ウフッ・ワカッテマスヨ?チョット・カラカッテミタ・ダケデスヨ?」


え?


今のはミアの冗談?


嘘~~!!

「私本気にしたじゃない!!この~~!!」


って本気にちょっとイラッっときちゃった私!!

思わずミアの肩を両手で掴んでしまって・・

驚いたミアが動いた拍子に重心が変な事に!!


ミアと私は縺れるように玄関の床に



「「キャーー」」



って2人悲鳴を上げてそのまま倒れ込む。

「ミア?大丈夫?」


思わず声を上げてミアを見ると

私は倒れ込む時にミアを庇って抱き締めたまま受け身を取ったみたいで・・

ミアを抱き締めたまま私は玄関の床に背中を付いて転げた私の体の上にミアの体が・・

ミアの顔が私の目の前に!!


「ハァ・・」


ってミアの吐息が私の頬を擽って行く!!

そんなミアを下から見上げながら


「ミア、何処か打たなかった?何処か痛くない?」


ミアに聞く私

だって頭でも打ってたら大変だもの!!


すると


「ちゅっ」


っとミアは私のくちびるに


『キ・・キス~~~~!!』


何?


何なの?


今のは・・キ・・キス?よね?


突然のミアからのキスに私はパニック

そんな混乱した私にミアは



「マモッテ・クレテ・アリガトウ」


「あ・・うん・・ミアは大丈夫?」

「ダイジョウブ」


「そ・・そう・・それなら良かった」

そう言って私はミアを抱き締めていた手を離した


ミアは一瞬私に抱き着いて顔を私の首に埋め


『スーッ』


っと大きく息を吸った後、私の首にスリスリと顔を押し付けながら私の匂いを嗅いだ後私の体から離れてゆく。

そしてミアが起き上がると起き上がろうとしている私に手を差し出して来たミア

そんなミアの手を取って私は、起き上がると


「ミアありがとう」


ってミアにお礼

そんなミアと視線が合って・・・

玄関の中で立ったまま見つめ合ってしあう私達2人


そんなミアのくちびるに視線がいってしまう私

今さっき・・


私のくちびるに重なった・・・ミアのくちびる・・


そう思うと一瞬で体中が熱くなる


「み・・ミア・・部屋に入ろうか」

「ソ・・ソウダヨネ・・」


そう言ってミアはリビングに向かって歩き出す。

ミアは私に差し出した手を握ったままで・・・



つづく・・・・

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彼女買いました シャーロット @airi_01

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