タイトル募集中

ゆきころ

第1話 

ボクは何のために生まれてきたのだろう。


何も見えないこんなくらい世の中に。


ボクは知っている。みんなに嫌われていること。


ボクは知っている。ボクの存在すら否定するヒトが多いこと。


そんなことを考えていたら、君が現れたんだ。


温かさを感じる。一方的なこの想い。


君の負担にしかならないことは、わかっている。でも…


ボクは君に寄生しないと生きていけない。こんなボクを許して。



別れのときは来る。寄生して、自分が満たされればそれでいい。君の負担になったとしても。


君との別れを告げる。でも、少したてば、また誰かに寄生するんだ、ボクは。


なんのために生きているのだろう。どうして生きるのだろう。答えは…。






マダニの憂鬱は続く。


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