ヒロイン達は何時だってアイツ(の命)を狙ってる

黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)

第1話


粗筋:ごく普通の、平凡な、なんの変哲も無い高校生。安武礼二あべれいじは普通の高校生ライフを送っていた………が、

 突如現れた外国人転校生とミステリアスな先輩と十年ぶりに再会した幼馴染に同時に好意を向けられてハーレムルートに突入した………かに見えた。


 実は彼女らは礼二を殺しに来たエージェントだった。三人共なっ!

 輝く刃、飛び交う銃弾、このラブコメは何時でも命懸け。


 ヒロイン達が主人公を取り合い繰り広げるバトル(文字通り)。

 ヒロイン達は皆主人公を狙っている(命的な意味で)。

 ハーレムルートに見せかけたデッドエンドルートへ向けてアベレージな主人公の日常は崩壊を始めた!



キャッチコピー:ヒロイン達は主人公(の命)を狙ってる



主人公:安武礼二アベレイジ

 公立幣錦高校学校の二年生。成績は中の中。

 凄まじい身体能力も無い、頭が良い訳でも無い。自称:『ただの高校生』。

 特に異世界からやって来た訳でも異世界帰りでも無く、特殊な血統の末裔でもなく、ある日吸血鬼になった訳でも死神になった訳でも特殊な背後霊を使役する訳でも念能力を使える訳でも無いただの一般人。

 どんな秘密組織や特殊部隊がどれだけ手を尽くして調べても結論はそうなる位一般人。


 が、秘密組織三つから命を狙われても色々な幸運で本人が気付く事無く回避出来る位に強運。否、因果を捻じ曲げに来る猛烈な幸運。『猛運』の持ち主。

 『どんな秘密組織や特殊部隊がどれだけ手を尽くして調べても~』と言うのは文字通り三組織が暗殺失敗に際して徹底的にその原因を調べたから。

 結論として、本人は数値化する限りは平均的過ぎる程平均。

 故に、『天才揃い・精鋭揃い・不可能無し』の三組織の暗殺を阻止出来る意味が解らず、皆が頭を捻っていた。

 ただ、猛運とは言ったものの、実際の所は少し違う。

 彼は幸運では無い。運も平均的である。

 ならば何故、ガチ勢組織三つを相手に運で切り抜けているか?

 言うなれば、『情けは人の為ならず』である。

 彼は平均的だと言っているが、『これくらい出来て当り前で然るべき。』という意味で平均だ。

 迷子が居たら親御さんを探し、足を痛めたお年寄りを見つけたら登校中でもおんぶし、危うく遅効性の毒で毒殺されかかった一国の長を病院に運ぶ位に超絶お人好し。

 しかし、本人はそれを『当り前・平均的』と思っている。

 要は、『当たり前のことを当たり前に出来てしまう狂人。』異常数値。ハズレ値。

 話を戻すと、そんな善意バリバリな『超』が付く善人。『善超人』だから、善行の対価として暗殺を回避出来ている。

 要は幸運と悪運の相殺現象が起こっている。

 正に、『情けは人の為ならず。己が為也』である。


 まぁ、そんな善行故に毒殺されかかっていた一国の長を助けてしまい、三組織に目を付けられ、ヒロイン三人に暗殺されかかっている訳だから世話無い。


 『ヒロイン三人に囲まれる幸運』=『暗殺者三人に命を狙われる』で相殺。


ヒロイン1:外国人転校生

ヒロイン2:ミステリアスな先輩

ヒロイン3:十年ぶりに再会した幼馴染


以下未定

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヒロイン達は何時だってアイツ(の命)を狙ってる 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ