第4話 修行開始3ヶ月目

母親のロザリアが指導者となり、修行が始まって3ヶ月が経った。

レティシアは、何とか修行の内容をこなしていた。が、すでに体はボロボロだった。10歳のレティシアにはこの修行は過酷すぎたのだ。

毎日毎日寝ては鍛えて、寝ては鍛えての繰り返し。レティシアはもうとっくに体力と精神の限界を迎えつつあった。

「はぁ...はぁ...」

「キツい?」

「いや、まだ大丈夫...」

(...レティーの限界が近づいてるし、そろそろかな)

「レティー、今日はもう修行は終わりにして家に戻ろう。」

「え、なんで...?」

「自分の口では大丈夫と言っていても、体力的にも精神的にも限界が近づいてるでしょ?そんなの、私じゃなくたって見れば分かるよ。だから、1週間ちゃんと休みなさい。体がボロボロなんじゃ、修行したって意味が無いからね。」

「...うん。」

ロザリアがそう言うとレティシアはそれに従い、その日の修行を切り上げた。

 その日の夜、修行を詰め込みすぎた反応が体に痛みという形で返ってきた。

手のひらは皮が剥がれ、腕は浮腫むくみ、日焼けのせいで皮膚は赤くなり、足は軽く肉離れしてしまった。この日の夜以降レティシアはロザリアに言われた1週間の休みを大幅に越え、町医者にも見せたが「ただひたすらに痛みに耐えるしかない。」と言われてしまい、その結果、3週間もの間痛みにむしばまれた。

 時が過ぎた3週間後、レティシアは以前と殆ど変わらないくらいまでに回復した。

「ごめんなさい、お母さん...今度からは苦しかったらちゃんと言うから」

「なんでレティーが謝るのよ。今回に関してはお母さんの監督かんとく不行ふゆとどきでもあったから、レティーが謝る必要は無いのよ。」

と、ロザリアもレティシアに続いて謝った。

「それじゃあ、結構練習の間も空いちゃったから早速、始めましょうか。」

ロザリアの一言により、また修行が開始された。

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        あとがき

4話を読んでいただき、ありがとうございます!

まず、初めに結構長い間最新話を更新できず本当にすいませんでしたm(_ _)m

改めて確認したら、1年以上空いてました...

本当にすいません...

次の話は1ヶ月以内に書き上げてupするのでよろしくお願いします!

 それでは、次の話でお会いしましょう。


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数多なる世界の天翔ける流星 浅葱 星垂 @Spica_00

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