第11話
「その事を教える前に、神がこの世界にとってどう言う存在かを詳しく説明しよう。実はのう、神はもともと人間なんじゃ」
「え!」
驚いた。神って言う存在は最初からこの世界にいるものだと思っていたから。
「しかも、人間族だったら誰でも神になれることが出来る。ただ神になるには膨大な知識、レベル、強さ、年月が必要になる。一定以上の知識、レベル、強さを超えると、この星がその人を神にしてくれる。そして神になったものはレベルの上限が1000になり、神級魔法が使える様になる。その他は、普通の人間と同じじゃ。歳も取るし腹も減る。ただ魔法は一属性しか使えなくなってしまうがのう。ちなみにわしはステータスを見せた通り風魔法じゃ。そしてわしは50歳程で神になった。わしが神なった理由は、故郷が崩壊寸前だったからじゃ。その後もわしは兵士たちと魔人族との戦争をした。そして数々の戦争を行い、民からの名声を得ていた。じゃがその中でもわしを良く思わない、他の若い神々がわしに対して反乱を起こしてきた。一対一だったら勝てたかもしれんが、相手は何人もの神がいる。わしは死にたくなかった。そしてわしは逃げて逃げて逃げまくった。そして行きついたのが個々の森じゃ。この森は3つの大陸の真ん中にある小さな島じゃ、じゃが島に入ったとたん神達はもう追って来なくなった。なぜ追ってこなかったというと、実はこの島にいるモンスターはほとんどがレベル700を超えているからじゃ。じゃがわしはこの森に入っても逃げる事を辞めなかった。そのおかげか、強いモンスターが近づけないない空間を見つけた。それがここじゃ。わしはここで家を建てて、自給自足の生活をする事に決めた。だからわしはここに一人で住んでおる。」
「な、なる程。なんかすごいですね」
それしか言葉が出なかった。
でもちょうどよかった。強くなる為にはレベルを上げないといけない。1000レベまで上げる事が目標でも強いモンスターがいないと意味なかったからだ。
だから俺は
「俺はどうしてもレベル1000を目指したいんです。だから俺に一人で生きるすべを教えてください!」
神様にそう頼み込んだ。
神をも殺すフェンリルになった俺は、地球に帰るためにレベル1000を目指す @ocha141
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