この説得力、現実感、まさか実在する!?残念だがフィクションです

作者の頭の中にはどれだけの知識があるのでしょう?(歴史、科学、数学、料理…etc)

主人公の双海くんは常人には無い嗅覚の持ち主ですが、安易にチートと呼ぶには物語が深すぎました。

高校生のラブコメかと思いきや推理・心理の頭脳戦がメインのスパイもの。
知恵熱を出しそうになりながら懸命に物語を追いかけました。
途中、時代小説も入り、その背景・歴史の絡まり具合は絶妙です。

とにかく説得力がある!

設定、人物、行動、戦略、心情
強引さはなく、ご都合に感じさせるでもなくあるべきところに着地させてしまう…
キャラクターたちの魅力も相まって最後まで一気に読み切ってしまいました。

ホントに存在してそうですよ・・・ん?誰だろう?こんな時間に