エピローグ

 気付くと僕は自室に居た。

 蝉のなく声が二人と練習していたときよりもずっと大きく聞こえる。

 そういえば、と思い出してカーテンを開ける。コントローラーをぶつけてしまった窓を確認するためだ。

 窓には案の定、大きなひびが入っている。ひび割れた硝子の向こうには夏らしい爽やかな青い青い空が広がっていた。

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ガラス越しのBlue Flag 烏神まこと(かみ まこと) @leaf6

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