知っている固有名詞や人名が散らばっている。
これは、悪い意味ではない。
これによって、登場人物や情景が、はっきりと浮かび上がってくる。
文章は、若い!
少なくとも、干からびた感性になってしまった、
オッサンには決して書けないテンポ、展開だ。
そう、8年まえの少年誌のような、そんな胸アツな展開がまってる。
主人公が場当たり的に敵を倒していくように見えて、深みにはまってゆく。
強くなっていくはずなのに、あっさりと敵のほうが強い。
そしていつの間にか、風呂敷が広大なことに!
さあ、あなたもこの物語の行く末を見守ってみないか?
オッサンになったしまったと自覚しているアナタには、
是非とも読んでほしいフレッシュな作品です。