第23話 Happy End♡
「どうして、私がずっと言ってほしかった言葉、分かったの……?」
そう聞かれて俺は、超能力のことを話したけれど、ハナは全然信じてなかった(笑)
「じゃあ、俺が言ったこと、思い返してみろよ? ハナの思っていたことと変わらないだろ?」
「……確かに」
そう言ったらやっと、ハナは信じてくれた。そして改めて驚いていた。あはは、驚いた顔、めっちゃ可愛い。
「なぁ、ハナ。俺さ高校のころからずっと好きだったんだ。だからさずっとこれから一緒にいてほしい。ハナはさ俺みたいなヤンデレにずっと愛されたかったんだろ?
だから、一緒にいてくれよ」
「……」
「利用しちゃってるって思ってるんだろ?」
「!!」
「あはは、言っただろ? 超能力。バレてるぞ」
「そうだった……(笑)」
やっと笑った。可愛い。
なぁ、ほんと良い人だと思わないか? ハナって。 利用しちゃってるから悪いって思ってるんだぜ? 優しすぎだろ!! だからな、俺は言うんだ。
「ハナ、別に俺のこと、好きじゃ無くて良い。俺のこと利用してくれて良い。そう思ってくれていい。俺はさ、ハナに死なれたら困るんだ。俺の人生が終わるんだ。なぜなら、俺はハナのことがめちゃめちゃ好きだから。大好きだから。愛してるから。な? だから一緒にいて」
「……ほんとにいいの?」
「あ、でも、ずっと俺のこと好きじゃなかったらそれはそれで泣いちゃうから……ゆくゆくは好きに、いや、大好きになってほしいな!!」
「(笑)(笑) ほんとにありがとう……」
俺はハナにキスをした。
そして、俺たちは幸せに暮らした。
生きる意味を求めて。 ABC @mikadukirui
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