第11話 誰かの耳鳴り

イカれた朝とくだらない夜

誰しもが 輝く星を希う

腐った心と 歪んだ耳鳴り

青い灯火はだれのために

真の思い出は いつ来るのか

誰も答えを知らない

知ったかぶりは 溢れるほどいる

いつも自分次第 だれかが死のうがお構い無し

新しい翼を弄んで 遠くには檻が鶴のように飛んでいる。

朝日が窓から差し込む頃 私は眠りにつく

モンシロチョウの群れを抱いて

貴方の底から登る龍は 誰の手に渡るのか

使い古した仮面をハンガーラックにかけて

知恵のない蜂蜜をトーストに塗る

朝の扉をあけて、真っ暗空を見上げて

灰になっていく

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夜の渇き 猫背街 中毒 @RRRism

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