第5話 SATURN


くらく寂しい夜のヤミ。

ぽっかりと浮かぶ、おおきなまぁるいドーナッツ。

たくさんの希望ユメをかかえて、きらきらと輝いている。



冒険はまだまだ続く。



ここは土星。

たくさんのアソビがある惑星ほし


月の舟から降りた「わたし」は大はしゃぎ。

やはりこどもは遊園地みたいなところが大好きだ。


ジェットコースターにメリーゴーランドに観覧車。

いろんなアトラクションがたくさん。

さてさて、「わたし」はどれが好き・・・?


ふと目に留まったのは、ゴーカート。

なんだか薄暗くて、いろんなアトラクションがある中、ソコだけちょっと雰囲気が違っていた。


「いらっしゃい。わっかのサーキットで走ってくかい?」


にやりと笑って、おじさんが言った。

ちっちゃな『わたし』も乗り気だし、ちょっと楽しそうね。


というわけで、小惑星のカートに乗って、Let’s GO!!


「やったぁ、一番だ!」

「負けたぁ~」

二人で競争したりして、一緒になって大はしゃぎ。


「楽しかったかい?」

「えぇ、とっても!!」


参加賞といってもらったのは温泉のチケット。

どこの温泉だろうか。


おみやげにすきとおるような不思議なびーだまをもらったので、紅いびーだまと同じポケットに入れた。



さて、次はどこに行こうかな?




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そらのてっぺん 皐月奈緒 @satukinao

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