銀の華～宿命は扉の向こうに～

キャラクター紹介（神庭世界編）

　≪神庭（かみのにわ）≫

　☆甘音（あまね）

　人間と魔種の混血児。他人の記憶を閉じ込める魔力を持つ。

　一人称・わたし。11歳。姫神の末裔。

　水色の瞳と紺色のボブヘア。

　実家は神に仕える神主の家系。

　姫神候補としてレオラに見出され、後に正式な姫神となる。

　無邪気で他人想い。自己犠牲をしやすい性格だったが、晶穂たちとの出会いで変化する。

　レオラとヴィルの元、姫神として学ぶ。

　クロザたちとは友人としての関係を築いている。

　★ヴィル（ヴィルアルト）

　創造主・レオラの妻。元人間。

　一人称・わたくし。

　青い瞳と白に近い水色の長い髪を持つ。

　レオラのことを心から愛し、その想いが強過ぎて銀の華に嫉妬する。

　女神の使徒と呼ばれる怪物を創り出す能力を持ち、使徒は小さな白い玉の中に封じられる。確認されているのは、ドラゴン・モグラのような生き物・鴉・狼・白蛇の五体。

　レオラと銀の華を困らせるために天也を拉致し、使徒を出現させた。

　初代姫神の天歌とは、レオラを巡って対立した。しかし、次代のシンファの子孫を見守るという約束を交わしてそれを守る。

　☆天歌（てんか）

　初代姫神。

　レオラの力にあてられて、身籠る。

　そのためにヴィルと対立するが、約束を交わして和解した。

　古来種の祖。

　☆シンファ

　天歌とレオラの娘。二代目姫神。

　☆刹那（せつな）

　三代目姫神。天歌の孫。

　甘音と出逢い、姫神として生きる覚悟を問う。

　その後、大樹の根もとでクリスタルの結晶となって眠りについた。

　≪スカドゥラ王国≫

　★メイデア

　スカドゥラ王国の女王。

　一人称・私（わたし）。52歳。豊満な胸元。

　魔力はないが、『異空間展開』という特殊能力を持つ。

　紺色の瞳、金髪のショート。

　女傑。その強さから、男からも恐れられる。

　書物で神庭とその宝物の存在を知り、自らの存在証明と王国のために手に入れようとする。

　★ジウ・英大（えいだい）・アリー

　メイデアの『異空間展開』によって創り出された異空間の柱。精鋭部隊でもある。

　ジウは血濡れの斧、英大は胴斬り、アリーは貫通矢という異名を持つ。

　それぞれの一人称・オレ、我（われ）、私（わたし）。

　彼らの存在は実体がなく、生命としては存在しない。

　★ベアリー

　メイデアのメイド兼秘書。

　一人称・私。眼鏡。巨乳。31歳。犬人。

　女王の側近としてだけでなく、戦闘員としての能力も高い。

　物静かだが、敵に対して容赦ない。

　★ダイ

　陸軍大佐。ベアリーの同期。魔種。31歳。

　一人称・オレ。水・火・雷の三つの魔力を操る。

　実はベアリーに想いを寄せているが、少々ヘタレなため気付かれていない。

　★ヨーラス

　個隊隊長。一人称・私。

　上に媚び、下に厳しい。権力にすり寄るのが得意。ただ、弱くはない。

　☆レイガ

　メイデアを幼い頃から知る老臣。81歳。魔種。

　☆行真（いくま）

　ダイの部下。21歳。

　真面目な好青年。愛国心が強い。

　☆シーヤ

　行真の後輩。風属性の魔種。

　≪その他≫

　☆スージョン

　リンたちとアルジャ行きの汽車で出会った商人。魔種。

　小太り。唯一、銀の華の活躍を覚えていた。

　あの後、無事に商談を成立させている。

　☆ダヤン

　アルジャの街角で焼肉屋のプラカードを持っていた。スカドゥラ王国の兵士を目撃する。

　トーマは一緒にいた同僚。