キャラクター紹介(ノイリシア王国編)

≪ノイリシア王国≫

 ☆エルハルト・ノイリシア

 エルハ・ノイルの本名。

 現ノイリシア王家の第三王子。

 身分を隠して銀の華の一員となっていたが、父王が倒れたことを切っ掛けとして故郷に戻る選択をする。

 事件解決後は、兄イリスの秘書として経験を積む。

 刀の扱いを武藤義尚たけふじよしなおに師事して教わった過去がある。

(詳細は「落空世界編」後の主要キャラクター詳細設定にて)


 ☆サラ・エンジュ

 エルハの恋人。

 彼の本当の身分を知ってもなお、彼を支えるためにノイリシア王国に残ることを決断する。

 事件解決後は、ノエラの世話係(侍女)として王宮で働く。

 晶穂の親友。裁縫の天才。

(詳細は「落空世界編」後の主要キャラクター詳細設定にて)


 ☆シックサード・ノイリシア

 威厳と冷静さ、そして温和と冷酷を使い分けるノイリシア王国の統治者。

 若い頃は黒髪だったが、50歳を超えた今では白髪が目立つ。

 人間。魔力なし。一人称・わたし

 正妃との間に王子2人と王女2人をもうける。故第二妃との間にはエルハをもうけた。

 先代王エストラル・ノイリシアは実の父。彼が神庭かみのにわ侵略を企んでいたことは知っているが、それを継ごうとは思っていない。

 毒の継続接種により体をむしばまれるが、神子の力により回復。

 第一王子で王太子のイリスに王位を譲る準備を進めている。


 ☆イリス・ノイリシア

 王国第一王子兼王太子。次期王位継承者。

 人間。魔力なし。一人称・わたし。27歳。

 常に冷静に物事を判断出来る、才色兼備。弟妹思いで理想的な兄。しかし王位を継ぐことへのプレッシャーを感じている。

 エルハを秘書に選んだのは、何でも言い合える者が欲しかったから。

 エルハの影響で再び剣術の修業を始めた。


 ☆ヘクセル・ノイリシア

 王国第一王女。

 人間。魔力なし。一人称・わたくし。21歳。

 お転婆娘で、兄イリスを敬愛する。その政治手腕は確かで、度々イリスの手助けをしている。

 無駄のない肢体と豊満な女性らしさを同居させ、同性異性問わず人気が高い。

 少々口が達者だが、その裏には乙女思考と繊細さが隠れている。

 リンに振られてからは女性らしさに磨きをかけ、かつ政務の勉強にも余念がない。


 ☆ノエラ・ノイリシア

 王国第二王女。

 人間。魔力なし。一人称・わたし。5歳。

 エルハ失踪後に生まれた。

 兄姉が大好きで、いつもついて回っている。

 無邪気で可愛らしく、舌足らずな物言いが王宮内で人気。しかしその胸の内には正義感が宿り、無頼者にも立ち向かう。

 クラリス、ジスターニ、融の三人に見守られて成長中。


 ☆シドニアル・ノイリシア

 王国第二王子。故人。

 幼い頃に病死した。

 走るのが誰よりも速く、素直で誰にでも好かれたという。


 ☆アイリスラ・ノイリシア

 シックサード王の正妃。

 人間。魔力なし。一人称・わたくし。40代。

 穏やかで聖母のようだと国民からは絶賛されている。正妃自身も国民への愛は深いが、それ以上に夫への愛は深く、シックサード王が臥せった際には体調を崩した。

 イリス、ヘクセル、シドニアル、ノエラの母。

 失踪していたエルハには複雑な感情を持つが、国母として受け入れる。徐々にわだかまりは溶ける予定。


 ☆ジスターニ・アドファルト

 ヘクセル配下の大男。

 人間。魔力なし。一人称・オレ。30歳。

 鉄の棒を使い戦う。

 地位・近衛。

 ノエラを餌にエルハを誘い出す作戦の実行者の一人。

 脳筋と呼ばれる部類の人で、力自慢。細かいことは考えられない。


 ☆クラリス・エーバンド

 ヘクセル配下の美女。

 人間。魔力なし。一人称・アタシ。27歳。

 華麗な足技を得意とする。

 地位・近衛。

 ジスターニの同僚。同作戦実行者の一人。

 胸元を強調した服を好む妖艶な女性。

 ヘクセルとは姉妹のような間柄で、よき理解者。


 ☆とおる

 ヘクセル配下の青年。

 古来種。念の能力者。一人称・おれ。21歳。地位・近衛。

 水色の短髪と紫の瞳を持つが、左目は白濁していて見えていない。

 外見を気にし、常にフードを被っていた。幼い頃の事件が原因でできた顔のあばたを気にしている。

 ノアというシロフクロウを相棒として連れ、探索や見張りを担わせる。

 テレポートや念力などの力を持つが、それが魔力かどうかは不明。

 自身の暴走を切っ掛けに晶穂に惹かれるが、玉砕。その後近衛の騎士として力を発揮し、リンとの試合を待ち望んでいる。

 容姿の端麗さからファンは多いが、本人は全く気付いていない。


 ☆はるか

 ゴーウィンに育てられた青年。

 狼人。26歳。一人称・オレ。ソディリスラ出身。

 ブロンドに近い髪と藍色の瞳を持つ。

 蹴り技を得意とし、少々口が悪い。

 イズナとはゴーウィンのもとで兄弟のように育つ。

 最終的には王国側につき、事件後は近衛の一人として鍛錬を積む。

 イズナの更生を待ち望む。


 ☆アゼル・ドルトーサ

 武官省長官(武官長)。

 人間。魔力なし。一人称・私。55歳。

 シックサード王とアスタールの幼馴染。

 鼻の下のひげがトレードマークの偉丈夫。身長195センチ。

 イリスの後見人でもある。

 部下であるネクロの行動を危ぶみ、イリスたちと行動を共にした。


 ☆アスタール・ジルフォニア

 文官省長官(文官長)。

 人間。魔力なし。一人称・私。55歳。

 シックサード王とアゼルの幼馴染。

 温和で思慮深い。しかし王子や王女に甘い。

 ヘクセルに頼まれ、ノエラをソディリスラに送る手伝いをした。


 ☆武藤義尚たけふじよしなお

 エルハルトに刀を教え、融にも出会っている男。

 3年前、盗賊から民間人を助けるために戦い、死亡した。享年47。

 異世界からやって来たとみられているが、詳細は不明。


 ★ネクロ・ウォンテッド

 人間。違法魔力・毒の使い手。一人称・私。43歳。

 武官長補佐官。神庭侵略を企んでいた。

 亡き父と先代王の遺志を継いでいたが、リンたちの邪魔が入り頓挫とんざ

 ゴーウィンに唆される以前は、職務に真面目に取り組み周囲の信頼も厚かった。

 違法魔力の存在は叔父ゴーウィンに教わり、知的好奇心から研究を進め、いつしかのめり込むようになったという。


 ★ゴーウィン・ウォンテッド

 人間。違法魔力?の使い手。一人称・私。61歳。

 ノイリシア王家執事。侍従頭。エルハルトの元世話役。

 白髪交じりの黒髪、くすんだ赤い瞳を持つ。

 カグロ・ウォンテッドの実弟で、敬愛する兄の計画に参加していた。

 穏やかな紳士で、周囲からの信頼も厚く、王にも信頼されていた。

 エルハルトの身を案じ、ソディリスラまで迎えに来たが拒否される。

 人柄も行動も全て、兄たちの計画実行のための布石だった。

 遥とイズナの育ての親。


 ★イズナ

 魔種の青年。魔力属性・水。一人称・俺。24歳。

 ゴーウィンの護衛。

 前側の一房だけが水色の黒髪を持ち、瞳は黒い。

 ゴーウィンに心酔し、兄弟のような遥とはたもとを分かった。

 真面目で融通が利かない性格。

 事件後はイリスの監視下に置かれ、武官省の一員として職務に当たる。


 ★ゴウガ

 ネクロ配下の無頼者。

 人間。魔力なし。32歳。

 キリスら部下を従えて義賊を自称する。

 実際、貧民街に出向き盗品を配っていた。しかし盗品を嫌う一部の人々からは、嫌われていたという。

 エルハに右腕を落とされ、リンたちにも敗北した。


 ★エストラル・ノイリシア

 ノイリシア王国先代王。シックサード王の父。享年42。

 圧倒的なカリスマ性と威厳、冷酷無慈悲さで国を治めていた。

 神庭にあるという宝の存在を信じ、軍を派遣しようとしていたが失敗。

 息子であるシックサードにとっては、いつも怖い顔をしている父親という印象だった。


 ★カグロ・ウォンテッド

 ゴーウィンの兄。元武官長。享年40。

 先代王と共に神庭に眠るとされる世界最強の宝物を手に入れんとするが、失敗。

 死後はゴーウィンの中に眠り、その力を蓄えていた。





 ―――


 思った以上にキャラクターが増えていました(;^ω^)

 もしも見落としなどありましたら、教えて頂ければ有り難いです。


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