銀の華～宿命は扉の向こうに～

キャラクター紹介（亡風編＋α）

★ラクター・レスタ・ジール

魔種の男。65歳。一人称・わし。

豊かな白髪と濁った紫の瞳を持つ。

ものを石化させる能力を持つ。属性名は不明。

無類のコレクター。

先祖から富豪で、金に物を言わせて人を雇い、コレクションを増やす。

コレクションは主に珍しい生物で、それを石化させて部屋に飾っている。

オドア、グーリスの雇い主。

石化の力を無敵と信じて傲慢なふるまいをするが、それは内に潜む憶病さの裏返し。

☆オドア・トラシエ

痩身の男。38歳。

一人称・私（わたし）。

全身黒で統一した服装。瞳も髪も鴉の濡れ羽色。

魔種。属性・風。

サドワとヒスキの上司にあたる人物。

人買いを生業（なりわい）として生きる闇の住人。

銀の華との戦いで闇の家業からは足を洗ったらしい。

雇い主だったラクターをかつての取引先に引き渡したとか。

後に、人材派遣業を営むかもしれない。

しかし、全て噂である。

≪銀の華関連≫

☆ケルタ

黒い短髪だが、数本がくるりと上を向いている。橙色の瞳を持つ。

純血の魔種。享年9歳。属性・風。

ラクターによって石化され、命を落とした。

アラストに両親と弟と共に暮らしていた。現在、家族は別の場所にいる。

何でも笑って受け入れる懐の深さと柔らかな笑みが特徴。

リンとは幼い頃に公園で出会い、事あるごとに遊んでいた。

魔力が強く、生きていればジェイスの次点。

死んでからもリンと会うことを望み続けていた。

来世を約束し、消える。

☆ハクトとサアヤ

白髪の鳥人。ジェイスの両親。

ハクト

　濃い黄色の瞳を持つ。鳥人と魔種、古来種の血を引く青年。享年25歳。

　医者であり、氷の魔力を使って治療する。その他幾つかの属性も持つ。

　サアヤとは恋人同士。彼女と共に銀山で働かされていた。

サアヤ

　桃色の瞳を持つ。鳥人と猫人の混血の娘。享年25歳。

　ハクトの恋人。二人で見つけた銀色の花を守るため、銀山を逃亡する。

　生まれたばかりのジェイスを世界に託し、姿を消した。