第3話 疑念

顔だけじゃない、あの日、私が死んだあの人同じ服装をしている。

今ここにいる私は、何なんだ??

あの女は、地縛霊?私は未練なく死んで、今もここにいるのに?

わけがからなかった。

わけがわからず踏切に近づこうとしたら、彼氏に止められた。

そしてすぐ電車が通過してしまった。

踏切が開く頃には女の姿は消えていた。


1日に2度も踏切に突っ込んでいきそうになったためか、彼氏は「大丈夫かと」念押しされ、様子がおかしいと思ったのか顔をずいぶんと凝視された。

私はあまりの混乱に、送ろうとする彼氏の誘いを断り即、帰宅した。



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執着 葉月 @karaage_deathroll

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