四日目のこと

ほんのりとした青さに包まれた明け方。


そーっとそーっと寝床を抜け出そうとするのは羊人のメエユーシュカである。

小さな同行者が起きる前に、朝食の準備をしたい。そのためには——昨日の手洗いは近くの店の水がめに貯められていた分で誤魔化したけれど、今日はきれいな水も用意したい。まずは縄のなくなった井戸から水を汲み上げるために、何かしらやり方を考えなければ。

だから明け方のうちに軽く周囲の様子を確認しておきたかったのだ。


けれど、陶器の鞘に包まれた竜人の爪がまだ服の端を摘んでいたことに気づかなかったので、一人で寝床を抜け出すことはかなわなかった。


「おいてかないでー」

「うわわ!」


泣きそうな声とともに裾を引っ張られたので、メエユーシュカも驚いて変な声をあげてしまった。


「置いていかないよ。井戸の水を汲める道具があるか、先にちょっと見ておこうと思ったんだ」

「いく」

「起きちゃったならしょうがないな。行こうか」


もそもそと毛布がわりのマントを抜け出したルジャンダルは、たまごの入った鞄を背負った。

メエユーシュカは、こんな時まで背負わなくていいのではないかと思ったけれど、ルジャンダルが『おとうと』をとても大事にしているのはわかっているので、今は言わないことにした。

手を引いて、周辺の通りを散策する。


料理屋の通りを抜けると、鉄の板に工具や炎のレリーフ……職人の工房の吊り看板が並んでいる。


「長いもの探す」

「うん。そうしてくれ。鍋の取手に付けられる鎖でもあればいいんだけど……」


一軒ずつ、慎重に様子を伺っていく。

そろりそろりと歩を進めるメエユーシュカに対して、ルジャンダルはぴょこぴょこと上機嫌だ。

初めての外の街が珍しいらしい。

泥界化が起こっていなければ、もっと楽しかっただろうに。


「何をつくってたところ?」


素材はなくなっているが、太い針と、大振りのはさみ。たぶん革の縫製工房だ。

あの牛、考えてみれば皮も貴重な資源なのだが、革に加工するためには大変な工程を経なければならないという。列石都市まで行けば加工方法は分かるだろうが、そうしている間に傷んでしまいそうな気がする。


「動物の皮を加工してたところかな」

「ふーん」

「里では革の道具も使ってたんじゃないか? 加工はしてなかったのかい?」

「みたことない」

「そっか。革製品ってなんか複雑な処理が必要みたいで、あの牛の皮もできることなら使いたかったけど、今の私たちではとてもできそうにないな」

「うーん」


革の工房をあとにして、隣の工房に入る。

小さな炉があり、釘と蹄鉄が散らばっている。


「蹄鉄か」

「てい?」

「ひづめ。ひづめがひとつの種族……馬や馬人が蹄鉄っていう道具を身につけて歩くことがあるんだ」

「めえはつけないの」

「私の蹄は形が違うし……すぐ近くを神経が通ってて、とても釘で蹄鉄を打つなんてできないよ」


蹄鉄工房の次は、鍋屋であった。

たくさんの鍋が所狭しと並べられている。


「……鍋が足りなくなったらここから拝借するか」

「ながいもの、ないねえ」

「ないなあ」


次の工房へと足を踏み入れる。


「ここは……なんだろう?」

「かごが金属だ!」


どうやら金属のワイヤーで籠を作っている工房らしい。

ルジャンダルが積み上げられた金属の網の籠に駆け寄り、物色をはじめてしまった。

籠が金属で出来ていることに喜んで、である。

硬い爪でだいたい何にでも傷をつけてしまう竜人にとって、植物の繊維でつくられた容れ物は日用品でありながら気を遣って扱わなければならない代物だ。それが硬い金属でできているというのは、すごい発明のように思えたのだろう。


ぶちぶち。


……実際には、竜人がつめを隠すことなくして扱えるものではなかったらしいが。


「きれちゃった……」

「細い針金だからなあ。ルジャンダルの爪の方が強かったみたいだね」


しょんぼりしているルジャンダルにつめカバーーを付け直させながら考える。

竜人の爪で容易に切れるとは言え、針金は役に立つかもしれない。

素人でも容易に加工できる金属素材は重要だ。

目の細かい網の籠を選べば、肉を干すのにも使えるかもしれない。

宝の山だ。

加工前の針金は山のように積まれていたから、今は一巻きだけ拝借して、場所を覚えておくことにした。


次の工房はどうやら仕立て屋だ。

はさみと針と鏡以外、物はなくなってしまっていたが。

メエユーシュカにとっては馴染み深い場所だが、役に立つものはなさそうだ。早々に立ち去ろう……と思ったが、ルジャンダルが鏡を面白がっていたので少し遊ばせた。初めて見た、らしい。


ずいぶんと明るくなってきた。最悪、針金を組み合わせて井戸の中に垂らすかと思案していたところ、ルジャンダルがその鎖をじゃらじゃらと引きずってやってきた。


「めえ、ながいものあった」

「……どこで見つけたの?」

「あっちに落ちてた」


ルジャンダルの指す方には、大きな石造りの工房がある。鍛治工房か。

そのおもてに、鉄の製品が転がっている……よく見ると、馬車の部品らしきものも。

出荷待ちだった品物か。

工業の発展した劫ならいざ知らず、つい先日までの世では鎖は高級品だし、主な使用者は船の持ち主であるから、近くに海も大きな河もないこの街ではほとんど輸出に回るのだろう、とメエユーシュカは納得した。

ともあれ、鎖が手に入ったので井戸は戻ることにした。


長さは十分だが、このままでは鍋の取手に固定できないので、先程手に入れた針金で括り付けて、やっとのことで水汲み桶を手に入れた。

水を飲んで、顔を洗ってすっきりした二人は、朝食の準備に入る。


「これでスープもつくれるな」

「おー」

「きのうは久しぶりの食事だったから少なめにしたけど、今日はもっと食べてもいいかな」


昨夜とは別のかまどに火を入れ、鍋をかける。

切った肉と岩塩を投入して、肉に火が通ったら皿に分ける。

短時間茹でただけなので大して味も出ていない、到底スープとは言いがたい代物だったが、暖かい湯は二人の心を安らがせる。


「牛の骨をじっくり煮込むとおいしいスープになるらしいんだ。荷運びできるようになったら、骨も持ってこような」

「うん!」

「どうやって肉を運ぶかなんだよな……」


メエユーシュカは自分の商品を置いていけば多少は持てる量が増えるだろうが、牛の肉をこの街へ運んで終わり、というわけにはいかない。

残された作物や他の人を探しに行く旅に出れば、この街に戻ることはあるまい。

貴重な食糧である肉をもれなく運べるだけの荷車などがあればよいのだが。


朝食の肉を食べ終えると、メエユーシュカは言った。


「よーし、作戦会議だ」

「さくせんかいぎ!」

「どうやって肉を持ってくるかなんだけど」

「うん」

「使える道具を探しに、鉱山の方に行ってみようと思う」

「こうざん? どうくつ?」

「洞窟の中に入って探検するつもりはないんだ。ただ、掘った石を運ぶための荷車があるかもしれない」

「木でできてたら、ないよ」

「そうなんだよな。金属製の車があったらいいんだけど、そんなの滅多にないよ。でも、見に行く価値はある」

「うん」

「あと、大きなお屋敷もあるの、ここからでも見えるだろ? 多分ここの鉱山のえらい人の家なんだけど……」

「うん」

「お金や高価なだけの物は持っていっても意味ないけど、魔法の道具とか残ってるかもしれないから、そっちも見ておこう」

「うん」

「わかった?」

「荷車とー、魔法の道具を探す!」

「よーし。あと行く途中でも氷室ぽい場所とか、木や革でできたものが残ってないかは注意していこう」

「うん!」


連なる家々の戸はなくなっているから、中を覗いて回るのはそう大変ではない。

途中、ネズミが走り去るのを見た。

残されたるものが生きているということは、二人に勇気を与えた。


鉱山の入り口付近までにやってくると、メエユーシュカが足元を指して言った。


「レールがある! トロッコを使ってるのかな」

「レール、これ?」

「鉄でできた棒が二本並んで伸びてるだろ? これがレールで、この上を転がす荷車がトロッコだ」

「なんで棒の上を転がすの?」

「少ない力で素早く動かせるからね。ずーっと西の大陸にはレールをすごく伸ばして、街と街の間を移動する乗り物を復元したやつがあるって話だよ」

「へー」

「まあ、見た感じここは手押しで運用してたんじゃないかな……?」


レールに沿って歩いていくと、所々採光口があるのか、ほんのり明るくなっている場所があり、想像していたよりも奥まで入ることができた。

先に何かが見えたような気がした。


「なに?」

「あ、トロッコかな」


薄暗くてよく見えないが、トロッコにしては荷を乗せる箱がないように見える。


近づいてみると、金属の枠に車輪がついたもののようだ。

足で出口の方へ押してみると、転がった。


「トロッコの台車だ!上に木の箱をつけて使ってたけど、それがなくなって金属の台車部分だけが残ったんだろう」

「うし運ぶのにつかえる?」

「結構大きいし、使えるかも。とりあえず、明るいところに持って戻ろうか」


ごろごろとトロッコ台車を転がして入り口に戻ると、外の明るさにくらくらした。今日は快晴だ。

さっそく運んできたトロッコの検分を行う。

メエユーシュカが前に使っていた荷車よりは少し小さい。箱がついていたならば、人が乗っかることくらいは出来そうだ。

頑丈そうな鉄の枠に鉄の車軸、そして立派な車輪。潤滑油はなくなっているにも関わらずよく回る。

重量はあるが、いいものだ。

牛を運んだり、今後の荷運びに使うにあたって問題があるとすれば車輪の形だった。


「接地面を平らにしたいな」

「ここを平らにするの?」

「そう、今はレールに乗せる用に端が尖ってるから、地面に置くとここだけ力がかかってめり込んじゃう」

「うん」

「ここの尖ってる部分を取れればレールのない地面で荷車として使える」

「爪でやってみる」

「いいの? さっきの針金と違って、たぶんすごく硬い鉄だよ」

「うしはこべないとこまるもん」

「そうだね。じゃあ、やれるだけやってみようか」

「うん!」


メエユーシュカが車輪をぐるぐる回して、ルジャンダルが爪の鋭い先端で触れると、削られた鉄が糸のようにすぅーと伸びていく。

本当に削れてしまった。


「本当にすごい爪だな、つめカバーなんてものが必要なわけだ」

「さわるときれちゃうから困ってる」

「だろうな……」

「でも、車輪けずれた。よかったでしょー」

「うんうん、ありがとう」


あんまりするする削れるので、メエユーシュカはなんだか楽しくなって作業した。天の光が頂点に達する頃には地面を転がせる台車ができてしまった。

もちろん台車だけで荷を入れる箱どころか物を載せられる板すらないので、まだ牛の肉を回収しにいくことはできない。


「できたね!」

「よしよし、順調だね。上になんか……板をのせたら牛の肉は運べるかな。……でもかがんで押したり、足で押すのは大変だから、できれば押したり引いたりできる持ち手がほしいんだよね」

「持ち手?」

「こう、こんなふうに持って押すやつとか、引っ張るやつとか」


メエユーシュカが前に使っていた荷車の説明をすると、ルジャンダルはしきりにうなずいたり、くびをかしげたりと想像力をはたらかせている様子だ。


「この辺にいい感じの棒をつっこんで、ここを針金で固定したら出来ないかなーって思うんだけど……いや」

「?」

「引っ張れればいいんだから、鎖でいけるな」


鎖なら、朝見つけたものがある。まだ残っているはずだ。

先のことを考えると、持ち手にできる棒もあるに越したことはないが、他の荷を置いていって肉を運ぶだけならば鎖と台車、あとは台車の枠に乗せる板があればいいだろう。


「鍛治工房の方に行ってみるか」

「だいしゃごろごろしていい?」

「いいよ」


ルジャンダルは台車をかがんで押したり、片側を持ち上げて引っ張ったりしながら運んでいたが、やがてメエユーシュカの服を掴んで言った。


「持ち手、いるね」

「だろう?」


それから交代で台車を転がしながら歩いていると、ルジャンダルが「あっ」と声をあげた。

また虫でもいたのかと思ったメエユーシュカが声をかけようとした矢先、ルジャンダルは近くの建物に飛び込んでいき、すぐに出てきた。

両手で木の椅子を抱えて。


「木のいすがあった」

「おお……!?」


どうやら伐採された、すでに死んだものであっても、泥界化をまぬかれることはあるらしい。

あと、同じ木の材から切り出したのであろう、別の椅子の足と背もたれもあった。

ばらして活用するとして、荷車に使うには長さが足りないが、貴重な木であることは間違いない。何に使うかはあとで考えることにして、二人の荷物をまとめている料理屋の軒の下に置いておいた。


やっとのことで鍛治工房前に到着すると、朝と変わらず製品たちが散らばっている。鎖は拾えた。

工房の中を探らせてもらうと、板は小さいものしかなかったが、十分な長さのパイプがたくさんある。

うまく組み合わせれば荷車の底も持ち手も作れるだろう。……メエユーシュカの工作の熟練度に目をつぶれば、上等すぎる成果だ。


「はりがね持ってきた」

「ありがとう。もらったものを無駄にしないように頑張らないとね」


パイプを縦横に組み合わせて針金で結束……する前に台車に乗せながら並べるパイプの数を調整。

横幅が台車からはみ出すのは、まあ気にしなくていいだろう。

前みたいに林の中を歩くことは、おそらく今生はないだろうから。

持ち手用のパイプはこの辺に、ひっぱり用の鎖は余計に動かないようこの辺に……?

そんなメエユーシュカの良いとは言えない手際を、じいっと見るのはルジャンダルである。


「めえ、すごいねえ」

「私は知ってるだけだよ。こういうやり方があるって考えた人とか、パイプや針金をつくった人がすごいんだ」

「でも、めえは、すごいよ。ふくくれたし」

「まあ、今服を作れるのは世界で私くらいかもしれないけど。私からすると、ルジャンダルがすごいよ。手伝ってくれなかったら台車も使えたかどうか」


ルジャンダルは手持ち無沙汰なのか、くるくる歩き回っている。

メエユーシュカは、荷車の強度に直結する結束作業に集中しなければならなかったので、ルジャンダル表情をみることはできなかった。


「つめがやくにたった?」

「そうだね。すごい爪だ」

「そっかあ」


ルジャンダルの声色は、喜びとも憂いともつかない曖昧なものだ。メエユーシュカは、普段は不便な竜人の鋭すぎる爪が役立ったのが複雑なのかもしれない、と思った。

そう言えば、そんなに強い爪を覆うつめカバーはすぐに壊れてしまわないのだろうか。

そうきいてみると、ルジャンダルは魔法で作っているから長持ちする、と答えた。


その言の意味するところは、壊れないわけじゃない、ということ。

魔法の品では作り直すことはできそうもない。

もし今携帯しているつめカバーが壊れたら、ルジャンダルには不便を強いることになるのだろう。

それは嫌だな、とメエユーシュカは思った。

どうすれば解決できるのか想像もできない。すごい魔法使いが消失まぬかれていて、協力してくれたら、なんて、夢のような出来事でもない限り。




「出来たぞっ」


パイプを組み合わせて作った面と持ち手、牽引用の鎖を固定した荷車は、全体が銀色に光っていて重厚だ。本当に重い。

しかしそれでも、持ち上げて運ぶよりはマシだろう。


「重さに耐えられるか試してみよう」


メエユーシュカはルジャンダルに荷車に乗るよう促した。


「のっていいの?」

「うん、乗せて動かせるかちゃんと試さないとね」


ルジャンダルが乗れるのは当然として、二人でいっしょに乗っても平気なくらいには強度がないと、肉を運ぶこともままならない。


「動かすよー、掴まっててね」

「わあ〜」


おしたり、引いたり、ブレーキペダルを踏んでみたり。

台車はもともと鉱山で石を運んでいたものだから、重さは問題にならないだろう。

問題は針金やらなにやらでむりやり付けた荷台との固定部分だ。

素早く押したり引いたりしてみたけれど、ルジャンダルが乗っている程度ではぐらつかないようだ。


「たのしいね!」

「お、おー……それはよかった……」

「つぎはめえ乗る」

「う、うん……じゃあルジャンダル、押してね。あと、ここがブレーキ、動きを止めたい時はここを踏むんだよ」

「うん!」


威勢のよすぎる返事にちょっぴり不安になりながら、荷車に乗る。


うんしょ、との掛け声とともに、辺りをぐるぐると押して回ってくれた。荷台のぐらつきはなさそうに思えた。

ルジャンダルに押してたくさん歩けるか訊いたところ、たぶんできる、との返事。曲がるのもどうやら問題なさそうだし、肉を運ぶことはできそうだ。


とは言っても、荷台作りに手間取っているうちに、天の光が空を赤く染め上げる頃。

肉を運ぶのは明日の仕事だ。


夕食分の肉をつつきながら、明日からの展望を語り合う。


「二往復はかかるかな。明日中に運びきれればいいけど」

「がんばる」

「うん、私もがんばるよ……。結局、今日はお屋敷の中は見られなかったから、肉を持ってきて、干してる最中に行ってみようか」

「雨がふらないといいね」

「そうだね。……む?」


メエユーシュカは、皿の中に感触の違う部分があるのに気づいた。

今夜はルジャンダルが料理すると言ったので任せたのだ、と言っても、焼くか茹でるかくらいしかできないと思ったのだが。

最初に焼いたのとは違う部位の肉なのか、あるいは内臓か。


「ところでこれ、どこの肉……肉? 内臓?」

「お肉じゃなくて、のうみそ?」

「お、おお……」

「よくゆでたからへいきだよ。たぶん」

「うん……まあ……鹿の脳みそも食べてたの……?」

「たべられるところはぜんぶ」


メエユーシュカは異文化だなあ、と思い、手元の皿を見た。今日もすっかり暗くなった。かまどから漏れる光だけがたよりだ。

抵抗はあるが、この状況で食べられるものはもちろんいただく。味は……あまり感じない。塩だけだ。

もそもそと口を動かしていると、ルジャンダルがぽつりと言った。


「……でも、あんまりおいしくないよね」

「わあ、身もふたもない」

「食べられるから、食べたほうがいいとおもって、いたみやすいところ先にとってきたの」

「それは正しいな。ありがとう」

「えらい?」


ルジャンダルはメエユーシュカの顔を覗き込んだ。目がきらきらしている。

この子は見た目相応の子供らしい一面と、思考力の成熟した一面を併せ持っている。知識体系も妙だ。

かの竜人の隠れ里がどういう文化だったのか、いっそう謎めいて思える。

ともあれ、メエユーシュカの言うべきことは決まっている。


「えらい! すごい!」

「にへへ〜」


穏やかに夜は更けていった。

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