約束だよ! 君が僕に℮スポーツの楽しさを教えてくれたんだからね。
第七回 ……千佳、君は悲劇のヒロインなんかじゃないんだよ! こんなにも、こんなにも君は、みんなから愛されてるハッピーなヒロインなんだから!
第七回 ……千佳、君は悲劇のヒロインなんかじゃないんだよ! こんなにも、こんなにも君は、みんなから愛されてるハッピーなヒロインなんだから!
目覚めたら、
チカチカするカーソール……
そうだ、返事を……そう返信をしなければ、
でもその前にね、僕は会いたいの? 本当に、本当に会いたいの?
きっともう、君の知ってる千佳じゃないんだよ。……だって一人称は『僕』
君といた頃の『私』じゃない。……本当のこと言ったら、怖い。何が怖いのか?
記憶の中で解凍される一年前の記憶。
君の要望に……「僕に会いたい」という君の思いに……
意を決し、返事は……返事はね、
「もちろんOKだよ」
そうそう、もちOKって……背後、振り返ると「
何となくわかるの。――僕のエッセイ、読んじゃったって顔してるから。
「会おうよ千佳、
善は急げだよ、さっそく今日。僕も一緒に行くからね」……って、それじゃまるで『姉公認』じゃない。――太郎君きっと驚く、僕と瓜二つの女の子が一緒に来るから。
すると、もう笑顔満開。
今の季節……『二〇二〇年夏物語』に、力強く咲き誇る向日葵のように。ここから初恋の物語も再開するの! 姉公認の『僕と太郎君がペアーを組む、℮スポーツ物語』
――同じ涙でも嬉し涙。こんなにも、僕は愛されていたんだ!
約束だよ! 君が僕に℮スポーツの楽しさを教えてくれたんだからね。 大創 淳 @jun-0824
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